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あれからホール全体をぐるっと一周して不備がないかチェック。
あとは全体朝礼の開始を待つだけ。
人もどんどん集まってきて席に着く。
「開始まであと30分〜。」
私は総務係で何かあった時、
直ぐに対処しなきゃだから演台の近く後方の椅子に座ってる。
まだ時間あるし１回御手洗でも行こうかな？
「Aちゃーん！！！」
少し遠くから優しい笑顔で
同じ総務係の宮田俊哉さんが手を振ってきた。
宮田さんは本館一優しい人で有名。
他の部署の後輩からも凄くしたわれていて、
よく相談にのってあげてるんだって〜！
私も会社入ったばかりの時は宮田さんに悩み相談して沢山ご飯奢って貰いました(笑)
宮「にゃーす！Aちゃんおはよう！」
「はい、宮田さんおはようございます！
今日も元気ですね♪」
ニッコニコで朝から元気な挨拶くれるから嬉しいよね！
宮「分かる〜？
昨日から始まったアニメにどハマりしちゃってさ〜！」
「え〜！何のアニメですか〜？」
宮田さんはアニメが凄い好きなの。
私あまり興味なかったんだけど
「騙されたと思って1回だけ見てみてよっ(^O^)」
ってオススメされたアニメにまんまとハマりました(笑)
宮「今回は転生系なんだけど！主人公が生まれ変わったら、全然の別世界で…」
こうやって自分の好きなものを好きって話す宮田さんは堂々としててかっこよくて、
見てて凄い幸せそうなんだよね〜♪
宮「今アニメ好きの後輩にも進めるとこなんだけどさ、Aちゃんも良かったら見てみてね〜！」
「はいっ！後でチェックしておきます。
あっ私始まる前にちょっと御手洗行ってきますね」
宮「うんうん。後は俺が見とくからゆっくり行ってきな〜」
宮田さんとバトンタッチして御手洗に行きリップを塗り直す。
出口の鏡で全体をもう一度確認して
髪の後れ毛を少し戻してからお手洗いを出た。
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作者名：しずか | 作成日時：2020年9月24日 14時
