氷と雷が描くイナイレ界part3 (ページ6)

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それはどうかな？ページ6

聖良「良い案だと、思ったんですが……」

「セイラは自分でフルーツナイフ使ってリンゴを切るか、面倒だと丸齧りするかのどちらかだからな」

木にもたれて腕を組む赤毛の人が、知ってるように答える。

聖良「詳しいん、ですね……」

「……孤児院が一緒だったからな。それと、雅さんからいくつか情報共有もしている。アイツの体質から何まですべからく、な」

「俺ら成人組のメンツの中じゃ、コイツのほうが色々知ってるからなぁ。俺んとこの元情報屋の腕は、伊達じゃないぜ？」

「やめろ、重い……」

茶髪の人が肩に腕を回して、それを嫌がる赤毛の人。

チトセっちとカヤ様みたいな仲の良さが伺える。

ロメオ「んで、青ウサギよぉ。そのリンゴどないすんの？
リンゴ割りはジュリエッタがいたら嫌がっからそん時はやめとくとして、だ。いないのを良い事に今それやっちまうか？」

リト「つーか、セイラと兄貴遅くね？どこまで行ったちゃったんだか……」

カヤ「…………」

聖羅がいなくなった海側をリトさんが眺めていると、その傍らで水狂言がウンザリしたように肩を落としていた。

聖良「カヤ様……どうかしましたか……？」

カヤ「……、いんにゃ。今頃岩陰の波打ち際でしっぽりやってんじゃねぇの……」

チトセ「あー……キョウは耳が良いからな……」

水狂言の言いたい事を察したのか、柊がなんとも言えない表情で言葉を濁す。

しっぽり……？って何だろう……？

聖良『そうなら、普通に切りますね…』

そう言って素早く切っていく。

皮をV字に切っている。

これはウサギ切り。

ネットでみたのだ。

↑マジである。

氷河吹雪の地域はキングof田舎町だから、もしかしたら田舎限定かもしれんが、マジであるよ。

おばあちゃんがよく切ってくれます！