氷と雷が描くイナイレ界part3 (ページ49)

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苦しそうな... ページ49

聖良『確かに、気にしないほうが楽ですよ。でも...」

僕も過去なんて知らない。

知りたいけど本当のことが知るの怖いし、知ったら今までの僕でいられなくなる気がする。

聖良『でも、どんな過去も本当の両親がどうだったかって、それは常に自分の人生で運命ですから。目をそむけちゃいけないと思います。それに、はー君苦しそうな悲しい顔してるんですから。"フコウ"そうな顔してるんですから。』

葉月「不幸ね...」

聖良『さ！ポ○モンの続きやろ！あ、空さんのこと教えてくださりありがとうございます。空さんが良ければ僕、もうちょっと彼女と話してみたり色々します。僕、皆さんともっと仲良くなりたいから...』

みんな"フコウ"にならないのなら...

ー夜ー

輝莉「わぁ！美味しそう！！」

テーブルの上に並んだのは美味しそうな和風料理。

輝莉「あたしさ、結構外国にいたからさ、あんま和食って食べたことないんだよね〜」

チトセ「星野はどこに住んでたんだ？」

輝莉「あー、えっと南アメリカ州にある国だよ。」

葉月「国名は？」

輝莉「えーっと...忘れちゃったな〜」

自分の出身国って忘れるものなのかな...

短期間ならまだしも、長年(・・)いたなら流石に覚えてるんじゃ...

聖良『あのｓ』輝莉「さ！冷める前にいただこう！いっただっきまぁす！！」

僕が口に出そうとしたのを遮るように食べだす輝莉。

多分だけど、言いたくないんだろうな...

言いたくないなら別に良いけどね。

そう思い、僕も「いただきます」と言って魚にお箸を持っていった。

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リク「じゃあ、女性陣はこの部屋で。」

聖良『ご丁寧にありがとうございます。おやすみなさい。また明日。』

リク「おやすみなさい。」

皐月さんに案内してもらい女性陣、僕・輝莉・空さん・瑩さんは中に入る。

僕らはもう瑩さんが女性だってことを知っていたのでわざとそのことに触れず中に入った。

輝莉が「女性」に反応して青筋がたっていたが、軽くなだめて部屋の中にいれさせた(無理やり)

それぞれ布団に入る。

僕はチャンスだと思っている。

漫画で読んだがこういうとき女子は...

がーるずとーくというのをするそうだ。

ここでお二人と仲を深めたい...

でも...どうやってきりだそうか...

僕の目が泳ぐ。

なかなか言えないのを察したのか、輝莉が口を開いた。

輝莉「皆さんに恋愛対象の人っているんですか？」