氷と雷が描くイナイレ界part3 (ページ34)

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Mission ページ34

輝莉「ねぇ聖良、本気なの？」

バスルームに向かう途中、輝莉が心配するように眉を下げてそう言ってた。

セツ『本気だよ。苦手だった人と話すことが、此処に来て克服できた。僕も変われたんだって思う。
だからこそ、彼と話したい。彼だって悪い人じゃないんだ。まぁ、口は悪いけどね(・_・;)
でも、空さんの身柄を狙ってる人たちを倒したんでしょ？それってつまり、彼が空さんを守ったことと同じなんだ。
それに、ここがバレたら大変って...まぁ、これは僕が勝手に思ってることなんだけど、彼は僕らを守ってくれてるんじゃないかな〜なんてね。まぁつまりだよ？僕はそんな"心の内側"が優しい人をとても尊敬してるんだ。』

それは僕にはできなかったことだから。

輝莉「ふ〜ん。って、げっ！出た。噂をすればってやつだよ。」

瑩「出たとはなんなんですか。まるで人をおばけみたいな言い方をして。」

輝莉「ひっ！おばけ！？」

瑩「この様子だと、あなたはおばけが怖いんですね。」

輝莉「こ、怖くない！ただ...その信じられないというか、信じたくないというか...みたら、夜一人で眠れないっていうか...(＊Д＊)ﾉ」

瑩「やっぱり怖いんですね。」

輝莉「こ、こわくなんかにゃい！」

聖良『ふふっ。輝莉、噛んでる。』

さぁ、輝莉のおかげで緊張が溶けた。←実は緊張してた。

＿『もしも困ったら僕を呼んでね。コミュ力なら僕が上だよ。』

ありがとう、ルナ。

＿《なにか言い返すときは僕をね。》

言葉の裏をつくのが得意だからね、フルールは。

聖良『はい！みっちゃんはなんの食べ物が好きですか？』

僕は手を挙げて言った。

瑩「変なあだ名で軽々しく呼ばないでください。」

聖良『はい！ミッチャンは何色が好きですか？』

瑩「表記を変えても変わりません。」

聖良『はい！mitchanの年はいくつですか？』

瑩「......。」

聖良『はい！貴方様の将来の夢はなんですか？』

輝莉「これは必殺マシンガントーク...」

聖良『はい！君の好きなことはなんですか？』

＿ルナ『これ、僕らが出る幕ある？』

＿フルール《さぁ？》

聖良『はい！瑩さんが、DEAD Ruinに入ったきっかけはなんですか？』

僕は...今まで"フコウ"にしてきてしまった人たちへの罪償いをしに来たんだ。

始めはやってみたいだったけど、今は違う。

誰かを"シアワセ"にしたいんだ。