120話 ページ46
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私が師範と殴り合いの喧嘩をした後、
蝶屋敷に来てしのぶちゃんに手当てをしてもらった。
てかなんで女の子なのに私だけ殴られ蹴られ投げられ叩きつけられてんだよ。私は師範のサンドバッグなんか?!あぁん?!
『あーん痛いよ〜〜また顔に傷できた〜私女の子なのにぃ〜!!!』
炭「あれ?Aさん?こんにちは!!怪我でもなされたんですか?」
『あっ炭治郎君〜!!聞いてよ〜!!』
蝶屋敷に入院中の炭治郎君に声をかけられ、師範の悪口をたくさん言った、もう炭治郎君が引くぐらい私は愚痴を吐きまくった。
炭「でも、Aさんだって女の人なんですから顔に傷ができてしまうのは辛いですよね…いくらかすり傷とは言え、もし禰豆子にそんな事されたら俺は許しませんけどね!!!」
『(お兄ちゃんだ!!!!もし兄さんが生きていたらあんな師範ボコボコにされていただろうな!!あの鬼め!)そうだよね!!私だって怒るよ大事な妹がそんなことされたら!!』
煉「竈門少年!それとA!調子はどうだ!」
私と炭治郎君が盛り上がってる所に両手に包帯やら消毒液やらを抱えた煉獄さんが来た。
きっと隊士達の怪我の手当てをするつもりだな。
なんで優しいの!!師範だったら絶対そんな事しない!!
煉「ん?….A。その頬の傷はどうした。誰にやられたんだ?」
そういうと棚に荷物を乗せ、グングンと私の元へ向かって来た。顔の圧が怖いんですが…!!!
炭「実はAさん…不死川さんにやられたみたいなんです!!手合わせする予定だった様なんですが何故か殴り合いになってしまったらしく…」
炭治郎君…原因は師範にあるとは言え先に手を出したのは私なの……
煉「なんだと…?何故そうなった?不死川が理由もなくAを殴ったのか?…傷は痛むか?」
煉獄さんの手が頬に触れる。
傷を見ているだけなんだろうが顔が近いっっ!!
えっなんですかこの展開は?!
ちょっ炭治郎君助けてっっっつ!!
私が真っ赤な顔で炭治郎君を見ると炭治郎君も顔を真っ赤にしていた。
もうダメだ私達は。
ウブすぎる。
煉「顔が熱いぞ。熱でもあるんじゃ…」
『煉獄さん…あの…大丈夫です…私は元気なんです…』
♢
その後3人でおしゃべりをしていたが自分の邸に隊士達をほったらかしにしていた事を思い出した私と煉獄さんは急いで自分の邸に戻っていった。
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作者名:わさび | 作成日時:2020年10月30日 4時