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115話 ページ30

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2時間稽古を続けていたが、限界の隊士も出てきたので休憩を挟む事にした。




今日から私の稽古に参加した人数は8人。
この人達が1番成績が良かったんだろう、なんせあの師範の稽古を突破するくらいだ、多分この人達は屈強な肉体と精神の持ち主だと見た。



継子時代、私は師範の稽古に着いていくのが必死で毎日殴られ蹴られ投げられボコボコにされていた。年頃の女の子なのに。


そして毎日師範が任務に向かう頃には私はボロボロで涙と鼻水と血で、とっても汚かったと思う。年頃の女の子なのに。




当時は、私はストレス発散の捌け口にされてる…!とか思っていたが師範は私に強くなって欲しいからこそあんな厳しい稽古をつけてくれていたんだと思う。


だからこそ今回の柱稽古だってあんなに厳しく隊士達に相手してるんだ。




いやそう思わなければやっていけない、絶対ストレス発散も混じっていたと思う。だが私は信じたい師範は私のためにやっていた事だと…!!!じゃなければ報われない!!!
















『はい皆お茶とお団子だよ〜。疲れた体には甘いものが1番だからね!30分休憩してまた稽古するよ〜!』







隊士達「(女神だ…!風柱の時にはこんな時間なかったぞ!!)」






『そういえばさ、柱の皆さんの訓練ってどうだったのー?』




隊士A「音柱様の所はキツかったですが基礎的な走り込みだったので基礎的な事を改めて見直す事ができました!」


隊士B「辛かったですけど今思えばあそこで基礎体力をつけられたのでここまで来れたんだと思います!あと宇髄さんの指導があって疲れない呼吸というものを見つけられました!」





『そうなんだ…!たしかにキツそうだったよね、現に私もキツかったの覚えてるし。でも!それ聞いたら宇髄さん喜ぶと思うなぁ…あの人ああみえて面倒見いい人だから!』




やるじゃん宇髄さん
私は褒めないけど後輩隊士達からすごいお褒めの言葉いただけてますよっ




ただ走らせてるだけじゃなかったんですね、感心感心




隊士A「炎柱様は相変わらずの声量と勢いでまだ未熟な僕達の呼吸を叩き直してくれました!筋トレは辛かったですけど良い経験でした!炎柱様のように強くなりたいです!」




『そっかそっかぁ…さすが煉獄さんだね!皆も頑張ればいつかあの人のように強くなれるはず!』



煉獄さんはすごい人だ。とんでもなく強いし、誰からも慕われて愛されている。



私もそんな人になりたい。

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作者名:わさび | 作成日時:2020年10月30日 4時

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