104話 ページ18
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そして着いてしまった産屋敷邸。
まだ無一郎君の姿は見えない、さてどう言い訳をしようか。
私がなんて言い訳をするか考えていると後ろから肩を掴まれた。
無「やぁAさん」
見つかった
♢
私は本当に本当に謝った、自分が何もできなかった事が悔しくて自棄になっていたと。
そうすると無一郎君はそこまで怒っていないようだった。
記憶が戻った事、過去の話をしてくれた。
記憶が戻って無一郎君は少し明るくなった気がする、
心なしか目も輝きを取り戻している。
辛い記憶もあるだろうが、大切な家族との思い出を思い出してくれて本当によかった…。
君はたくさん頑張ったんだ、それなのに私は側にいてあげれなくて本当にごめんね。
♢
胡「今回のお二人ですが傷の治りが異常に早いですけど、何かあったんですか?」
冨「その件も含めてお館様からお話があるだろう」
へぇ冨岡さん喋るんだ。ウケる。
産屋敷邸に柱の皆が集まり暫くすると、あまね様がいらっしゃった。
お館様の体調がよくないらしい。
そして話は進み痣の話題になり、無一郎君と蜜璃ちゃんにその痣の出現方法を教えてもらう事になった。
てか炭治郎君が1番初めに痣を出したんだ、すげえな
あ「ご教示お願い致します。甘露寺様、時透様。」
蜜「は、はい!あの時はですね、なんか、ぐあああ!ってきました!!心臓とかがバクンバクンして耳もキーンって!!メキメキィ!って!!!」
あまね様含めここにいる誰もがポカンとしている。
そして私としのぶちゃんは恥ずかしすぎて汗が止まらない蜜璃ちゃんにハンカチを差し出した。
無「ある条件を満たせば、恐らくみんな痣が浮き出る。その条件をお伝えします。」
え?
♢
私は昔から難しい話が苦手だ。
なので無一郎君が淡々と痣の出現条件を説明してくれているが全く分からない。
え?強い怒り?体温39度以上?心拍数200以上?!
そんな事しなきゃいけないわけ?!無理だよ
無「胡蝶さんの所で治療を受けていた際、僕は熱を出していたのですがその時の体温が39度でした。その時の体温とあざが出現していた間の体温と同じでした。」
蜜「(そうなんだ…)」
ほら蜜璃ちゃんだって絶対分かってなかったよ!!
よかった私だけじゃなくて!!!
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作者名:わさび | 作成日時:2020年10月30日 4時