101話 ページ15
.
.
.
師範の邸から悲鳴嶼さんの邸はそう遠くないのであっという間についた。
やった!!また玄弥君に会える!!
『ごめんくださーい!Aです!!悲鳴嶼さーん!遊びに来ましたよー!!』
もちろん悲鳴嶼さんと遊んだ事はないが玄弥君に会える喜びでついつい遊びに来たと言ってしまった、不覚。
悲「あぁ…Aと不死川ではないか…。双六と凧揚げ、どちらがいいか…?」
悲鳴嶼さん全然遊ぶ気だけど大丈夫かな?
不「俺はコイツの付き添いだァ、どちらかといえば俺は双六だなァ」
師範まで遊ぶ気なんだけど大丈夫?
『いやあのお茶でもって思って来たんですけど…やります?双六…?』
悲「冗談だ…」
えええええ…分かりにくっ…
誰が分かるのその冗談…
不「冗談に決まってんだろ」
あなたは絶対冗談じゃなかったですよね
悲「中に入るといい…」
悲鳴嶼さんは涙を流しながら私達を邸の中に入れてくれた。あの、どうしていつも泣いているんですか?嫌な事でもあったのですか?
♢
私達は客室に入れてもらい、お茶とおはぎが出てくるのを待っていた。
悲「すまない…遅くなってしまったな…茶でも飲んでくれ…」
『わーいありがとうございます!!いただきます!』
あれ、玄弥君は居ないのかな?
なんだよ任務かな〜会いたかったのにぃ!!
♢
それからしばらく私達は他愛もない会話をしていたが、途中からものすごく難しく真剣な大人の会話になってしまい私は会話に入れずにいた。
何の話をしているのかさっぱり分からない、仲間外れか?
もうあなた達の会話聞いてたらお手洗いに行きたくなってきてしまったよ。
『すいません、お手洗い借りますね。』
我慢の限界がきてしまったのでお手洗いを借りる事にした。
そして長い廊下を歩いているとなんと玄弥君が居るじゃないか!!玄弥くぅん!!会いたかったよ!!
『玄弥くんんんんんん!!!久しぶりだね!!!!』
私は猛ダッシュで玄弥君に抱きついた。
玄「!!!!!!え!?!?!!?!?!!」
玄弥君は顔を真っ赤にして鼻血をブー!!!!と出した
『ね!私の事覚えてる?!玄弥君会いたかったよ!!たくさん話したい事とかもあってね!!』
玄「いや…!あの…!Aさん…!!はっはなれてください…!」
257人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わさび | 作成日時:2020年10月30日 4時