【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】虹

6話 ページ6

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『(けっこう人居るんだなぁ……７日間ここの山で生き残る事ができた人が鬼殺隊に入れるんだ。絶対に死んでたまるか)』






最終選別が始まってからはあっとゆうまだった、
山へ入ると、どこからともなく鬼が現れ皆口を揃えて食ってやると言う。



自分に向かってくる鬼を斬り、襲われている人を助け、鬼の気配を探り斬っていく。




いくら素質があると言われていてもどれだけ鍛錬をしていたとしても、鬼のいる山に籠るなんて状況今までなかったから体力的にも精神的にも辛い。





でも…杏寿郎君もここを通過した筈だ。
彼だってこんな状況に居たんだ、だから私だって頑張らなくてはいけない。







♢








『…！！！大丈夫ですかっ…！』




「あっ、ありがとう…！！助けてくれて本当に助かった…」




『いえいえ、とんでもないです。この生活もあと2日です。お互い頑張って生き抜きましょう、また2日後に会える事を願っています。』







私の計算が合っていればもう5日は経っている、あと少し。







もう誰も私の目の前で死なせたくない、助けられる可能性が限りなく少なくても私が絶対に助けてみせる。








私は父のように、杏寿郎君のように強い剣士になるって決めたから。

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