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3話 ページ3

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父「杏寿郎君とは仲良くなれたかい?」




『うん!すっごく優しい子なんだよ!』




父「そうかそうか!それは良かった。父さんは杏寿郎君のお父さんと同じ仕事をしているんだ、だからこれからも杏寿郎君とは会う機会が増えるだろうな!仲良くするんだぞ!」





父上は私の頭を撫で笑った。



その日が私と杏寿郎君との出会いだった。
太陽の様に暖かくて優しい、初対面でも心を開いてしまうような安心感があった。












あの日から数年、私は月に何回か杏寿郎君と会うようになっていた。



なんでも父と槇寿郎さんとよほど仲がよく、共に任務に就く事も多かったようで私は杏寿郎君の家に父と一緒に行く事が増えた。






『杏寿郎君!新しい着物を着てきたの!どう?似合う?』




杏「あぁ!Aは暗い色よりそのような明るい色の方が似合うな!!」




今日私は新しく母に買って頂いた、黄色の着物を着てきた。
新しいものを着たり、髪を切ったりした時には1番に杏寿郎君に見せたいと思ってしまう。





いつも笑顔で褒めてくれる杏寿郎君。
その笑顔が見たかった。
杏寿郎君は私に新しい事に挑戦しようと何度も思わせてくれた。








だけどそんな日々も急に終わりを告げてしまう。



杏寿郎君の母、瑠火さんが病気で亡くなり、
同時期に私の父は任務で、民間人を庇い亡くなった。




私の家と杏寿郎君の家は距離があり、子どもの私が手軽に行けるような場所ではなかった。





父の葬儀が終わり暫く経ったある日、




母「A、煉獄杏寿郎君という方がいらしてますよ。よければお部屋にご案内してあげて?」





杏寿郎君が…?
こんな遠い所まで?どうしたのかな?











『杏寿郎君どうしたの?疲れたでしょ…よかったら上がって?」



杏「A!久しいな!!今日は話があって伺わせていただいた!!よければ外で少し話さないか?」




『うん!全然いいよ!でも本当大丈夫?ここまで遠かっただろうし…』




杏「俺は平気だ!!日々鍛錬をしているからこのくらいは鍛錬の一環だ!」





私達は近くの川辺に来ていた。
いつになく杏寿郎君の顔は真剣だ、どうかしたのだろうか。





杏「A。知っていたとは思うが俺は将来鬼殺隊に入り、父の後を継ぐ炎柱になるのが夢だ!!」




『う、うん…』





杏「父は普段から俺や千寿郎に稽古をつけていてくれた!それは俺達が立派な鬼殺隊になれるようにだ!」

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わさび(プロフ) - さらさん» はじめまして♪温かいコメントありがとうございます(´;ω;`)!嬉しいです!!私は煉獄さん推しなのですが、逆に夢小説を書き始めて義勇さんの事を愛おしく思うようになりました!(笑)さらさんもお体に気をつけてください♪これからもよろしくお願いします!! (2021年4月24日 20時) (レス) id: 99c5c8f4d6 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!この煉獄さんめっちゃ大好きです!!お話も大好きです!!私は義勇さん推しですが、映画見てからは煉獄さんも大好きになりました!!続きとっても楽しみにしてます!!コロナで大変ですが、お体には気を付けてくださいね!! (2021年4月24日 19時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わさび | 作成日時:2020年11月19日 2時

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