もつれた糸が解けたとき－あなたと紡ぐ物語－【2】 (ページ45)

今日:34 hit、昨日:2 hit、合計:38,014 hit

. ページ45

Aside

目黒「阿部ちゃん先生！俺も、先生に感謝してることがあって。」

阿部「ん？先生何かした？」

目黒「えっと… 阿部ちゃん先生が、あのクッソ暑い夏休みに、実習組集めて練習とかしてくれてなかったら、俺はこんなに真っ直ぐで一生懸命で、俺にはもったいないくらい素敵なこの子とこうして一緒にいられなかったと思うから…だからありがとうございました！！」

阿部「ちょっと！〝あのクッソ暑い夏休み〟は余計だけど笑 Aさんをこの先も幸せにできるのは目黒だけだと思うから、Aさんの笑顔を守れるように頑張れよ！」

目黒「はい！全力で頑張ります笑」

「ふふっ。」

耳を真っ赤にしながら照れくさそうに、阿部先生にお礼を言う蓮くんに

〝私こそ、あなたのその真っ直ぐで一生懸命な所、大好きだよ〟って心の中で呟いた。

研究室の中は温かくて優しい空気が流れていた。

私たちはまた新たな道を歩み出す…