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目黒side
A「電話、大丈夫だった？」
「大丈夫、大丈夫。」
席に戻ると声をかけて来たA。
なんだかボケーっとしてる。
「A、疲れてる中、お酒も飲んでもう眠たいでしょ？笑」
A「…うーん… 大丈夫…」
「もうそろそろお開きっぽいし、今日俺ん家に帰るよね？泊まるでしょ？」
A「うん…」
「帰ったらお風呂入ってすぐ寝て良いからもう少し頑張って！」
A「…うん…」
「「じゃ、またー！おやすみー！気をつけて。」」
お開きになりお店を出て、Aとゆっくり歩いて家に帰る。
「Aだいぶお疲れだね？」
A「うん？そう？大丈夫だよー。」
「……。」
A「……。」
「はーい、ただいまー。」
A「ただいまぁー…」
「A先、お風呂入る？」
A「あ、うん… そうしよっかな。」
結構長い時間お風呂に入っていたA。
「A、髪の毛乾かそ！おいで。」
お風呂上がり、いつものようにAの髪の毛を乾かす。いつもはおしゃべりしながら乾かすんだけど、今日はAがずっと黙ってて。
あーやっぱり気のせいじゃなく、何かあるな…
よし、単刀直入に聞いてみるか…
「「A？」 「蓮くん？」」
Aside
飲み会で蓮くんのスマホに着信があってから
周りの声が全然入ってこなくって、蓮くんが色々話しかけて来てるのはわかってるんだけど
「うん」か「大丈夫」しか答えられなくて
蓮くんの家に帰ってから、お風呂の中でもずっと杏奈さんのことが頭から離れなかった。
お風呂上がり、いつもみたいにドライヤーしてくれる時も蓮くんは、私の様子をうかがってるんだけど、何を話したら良いかわからなくて、ずっと黙ってた。
それでもやっぱり気になって…
1人で悶々としてても、何にも分からないから思い切って聞いてみた。
「「蓮くん？」 「A？」」
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作者名：kappanda | 作成日時：2023年7月14日 22時
