DIOと僕の非日常二次創作 (ページ9)

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６．痒みが持ってきてくれたものページ9

朝起きたら体が痒い。昨日だってちゃんとお風呂に入ったのに。
痒い痒い・・。

「あ、テレンスさんおはようございます。」
テレンスさんに挨拶してるのに痒さが邪魔してつい首を掻いてしまう。
「あぁ・・・おはようございます。」
「今日も館の掃除をしますね！」
「お願いします。・・・首、大丈夫ですか？」
「はい、大丈夫です。心配かけてすいません。」

テレンスさんと別れたあと、トイレへ行って鏡を見ると、首に赤い斑点が見えた。
「ひっ、何これ・・。」
よく見ると、腕にも、脚にも、顔以外のところにいっぱいあった。
それを見たら逆にもっと痒くなってきた。
「痒い！痒い！痒い！」
体中を掻きむしり、気付くと腕から血がでてきた。
これはヤバイと思って部屋に戻った。

「布団とシーツにダニがいる・・うえぇ・・。」
急いで布団を干し、何回か叩いて洗濯機へ持っていく。
「これでいいかな・・。」
「どうした？」
振り返るとDIO様が立っていた。
「布団にダニがいて、今布団を洗ってるんです。」
「ダニ？・・・すまない、そのせいでこんなに掻いたんだな。寝るときはどうするんだ？」
「あっ・・！」
顔が真っ青になった気がした。どうしよう、エジプトとはいえ夜は寒い。
「私のところへ来い。」
「え？」
「夜は寒いだろう。」
DIO様はそれだけ言って戻っていった。
「・・・DIO様と・・。」
数分後、DIO様が何かを持ってきた。
「かゆみ止めだ。服を脱げ。」
「はいっ！？」
「早く脱げというに。」

(割愛)

「じゃあ夜、私の部屋に来い。」
「はい・・。」
DIO様と一緒に寝るのかぁ・・・。
何考えてんだ僕！

洗濯機の動きが止まった。中から布団を取り出し外に干す。
そのあとは色んな部屋の掃除をした。

夜になった。
DIO様の部屋に行くのか・・。