DIOと僕の非日常 二次創作

夢 ページ11

「ディオ！君が泣くまで殴るのをやめないッ！」
「くそ・・こんなカスみたいな奴にこのディオがぁ！」
口から血が飛び、石仮面に付着する。思えばこれが運命の始まりだったのかもしれない。
石仮面から骨針が飛び出るのを私自信も目撃した。
床に滴る血を一秒間見つめると、目の前が滲んだ。
「よくも・・・この僕に向かって！このきたならしい阿呆がぁー！」
泣かされた、ジョジョに、なんとも屈辱的と言えるだろう。
あの日から私はジョジョに復讐心を燃やしたのだろう。


「震えるぞ ハート！燃え尽きるほど ヒート！！刻むぞ血液のビート！山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)！！」
二度目の屈辱。吸血鬼になった私にとってはあの頃よりも屈辱だ。仕方なく首からしたを切り離して生き延びたが。あんな姿はもうまっぴらだ。

だから、奪ってやった。
何もかも奪ってやったが、一つだけ奪えなかった。




聖女の愛。




エリナ・ペンドルトン。あの女は最後までジョナサンに愛を授けた。
私は、授けられなかった。
なぜ私はこんなにも愛してもらえない。誰からも、誰からも、誰からも。



頬に、冷たいものが流れた。

８．DIO様の涙→←７．夜の街　（腐むけ表現が含まれます）

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