とある少数部隊の話−1 ページ48
*トントン side*
突然、何の接点も無い奴らと部隊を組まされる事になれば、誰だって不平不満はあるだろう。
当然そういう不満はあったが、それ以上に俺を不愉快にさせる原因があった。
六人というこの少数部隊の隊長───グルッペン・フューラーという男。
はっきり言うと、俺はこいつの事が気にくわない。
別段接した事があるわけではないが、何度か顔を見かけた事がある。
統率能力が非常に高く、戦闘においても絶対的な実力がある。
だがそれゆえに、何事も自分独りでこなそうとする節が垣間見えるのだ。
いくら実力があろうと、協調性の無い奴には誰も付いていかない。
こいつにその気が無いのなら、心から従うつもりは無かった。
「お〜！ ひっさしぶりやなグルちゃん！ また同じ部隊になれて嬉しいわ〜！」
六人が集まるなり、タバコをくわえたスナイパーがグルッペンに声をかけた。
「フン、誰かと思えばゴキブリ並にしぶといお前か。精々(ｾｲｾﾞｲ)俺の下で死ぬなよ」
「ほ、褒め言葉として受け取っとくわ……;;」
あいつは確か、鬱先生とかいう奴だ。
へらへらした態度だが、その狙撃の腕は軍の中でもずば抜けているらしい。
「あ、お前がゾムやな？ 噂は聞いとるで」
鬱先生が、グルッペンの隣に控えている男に目を向ける。
「そら話が早い。ええか？ グルッペンに従わん奴は問答無用で刺す。これは、グルッペンの上からの命令や」
“ゾム”と呼ばれた男が放つ殺気に、思わず鳥肌が立つ。
どういう経緯でグルッペンを崇拝しとるかは知らんが……要注意やな。
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空文 加菜(プロフ) - もちもちさん» ありがとうございます！ いろいろ盛り込みすぎて自分でもたまに何が書きたいかわからなくなるんですがね…(笑) これからもちまちま更新していきますので、気長に気楽にお付き合いくださいm(_ _)m (2018年9月30日 21時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち - 空文 加菜さんの作品とても大好きです…！(急な初コメ失礼します) 世界観がなんかすごいって感じで心引き込まれます… 更新頑張ってください！ (2018年9月30日 20時) (レス) id: 1ca193c490 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» ありがとうございます！ 率直な感想嬉しいです…(泣) この先もお付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年9月28日 18時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
紺狐(ユウ) - 初コメ失礼しまっす! トン氏...良いッスね.. 空文 加菜さんの毎回心に響き泣いてしまいます! ゆっくりでも良いので頑張ってください! (2018年9月28日 17時) (レス) id: 6446cf17af (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - ERAさん» ありがとうございます！ のんびりやっていきますので、気長にお付き合いお願いしますm(_ _)m (2018年9月2日 21時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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