強がりな先輩と、後悔ばかりの後輩の話−1 ページ42
*ショッピ side*
小学校の頃から、俺はいじめられていた。
理由は、今でもはっきりとはわからない。
根暗で無愛想なのが有力候補だとは思うが……今となってはどうでもいい。
いじめといっても所詮小学生。無視されたり物を盗られたり、たまに殴られたり。
たったそれだけの事。……我慢する事には、もう慣れていたから。
うちは、早々に両親が離婚した。
父が家を出て以来、母の夜の仕事でなんとか生計が成り立っている状態だった。
母は教育費は面倒を見てくれていたが、それ以外の事には手が回らないらしく……。
帰宅して誰も居ないのはもちろん、夕飯が用意されていない日も多々あった。
気の許せる友人などもいるわけなく、家でも学校でも常に独りを強いられていた。
そんな時だった。小四の春、一つ上の学年に転校生がやって来たのは───。
「何しよんねんお前ら！！！」
いつものように暴力を振るわれていると、馬鹿みたいにでかい声が割って入ってきた。
「あぁん？ お前、噂の転校生か」
「弱い者いじめは、このコネシマ様が許さへんで！！」
そう叫んで、コネシマと名乗った少年はいじめっこたちを撃退してしまった。
「お……覚えてろよぉ！！」
半泣きでボロボロのいじめっこたちに対し、コネシマは掠(ｶｽ)り傷程度で済んでいる。
「正義は勝つんや！！ あっ、お前大丈夫か？」
手を差し伸べられた瞬間、俺の中で何かが動いた。
そして決めたのだ。
いつか必ず……この人に恩を返そう、と。
……今思えば、当時の俺はめちゃくちゃ単純な奴だったかもしれない。
それでも、その時の気持ちは現在でも色褪(ｱ)せてはいないと思っている。
それからコネシマは、事あるごとに俺に絡んできた。
学年が違おうが関係無く、休み時間の度に俺の教室にやって来ては騒ぐ。
そして、俺がいじめられていたら、躊躇(ﾁｭｳﾁｮ)無く助けてくれた。
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空文 加菜(プロフ) - ゆきさん» 悩むんですよねぇ彼の口調…。結局途中で変えるという(笑) (2018年8月14日 4時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まってwwひとらんの口調に笑わせられるww (2018年8月14日 0時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» うわぁ…妄想がはかどr(( (2018年8月8日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
兎危@緑君は天使です。これ絶対← - 空文 加菜さん» ですね...w筋肉凄い(こなみ)らしいですよ。知りませんけど() (2018年8月8日 22時) (レス) id: 83b7e38493 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» そうなんですか(笑) 結構厳しいお人になっておりますね…w (2018年8月8日 17時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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