♯7 ページ43
ﾌﾞｫｵｵｵｵﾝ
貴「わぁっ！綺麗！」
一面に広がるのは、透き通った水
広大な海がそこには広がっていた
強い風に飛ばされないように、麦わら帽子を押さえた
神「たまにはええなぁ」
そして横には、私の彼氏さん
もう結構長い間付き合ってる
今日はいつも医務室で多忙、と言うか離れられない彼の、久し振りの長期休み
グルさんに腕の事バレた時は凄い怒られてたなぁ
それは良いとして、その長期休みを利用して来たのがこの旅行
今は船に乗って海を見て子供のようにはしゃいでる
貴「あ、見て！あそこ！イルカ居るよ！」
神「お、ほんまや。かわええ。でもあんまはしゃぎすぎて落ちんといてよ？」
貴「分かってるよ！」
えぇ〜信用できな〜いなんて笑いながら言うもんだから、こっちまで笑ってしまった
笑いが収まった後は、静かに海を眺めた
まだまだ目的地まで掛かりそう
貴「やっぱり綺麗だね…」
神「Aちゃんの方が綺麗だよ」
貴「神にキザな台詞は似合わないね」
神「え〜なにそれ酷くなぁい？」
貴「酷くないよ〜」
上を見上げれば、青い澄んだ空が広がっている
青と青に挟まれたここは、心を落ち着かせる
空は好きだ。特に今日みたいな空が一番
それは昔から変わっていない
でも、好きな理由は変わった
私が空を好きなのは、
彼の色だから
優しい、控えめな色
それでも周りに負けないくらい、輝いている
いつからだろう。貴方しか見れなくなったのは
ずっと頭の中に、貴方が居る
貴「だって、私はいつもの神が一番好きだから」
神「俺もAちゃんの事好きだよ。愛してる」
貴「そんなに愛を囁けるのに、プロポーズは言えないんだね」
神「いやいや、ちゃんと俺も準備してるんやって！サプライズサプライズ！」
貴「言っちゃったらサプライズじゃ無いよ」
神「あ、それもそうだね。じゃあ、ちょっとフライングしちゃおっか？」
貴「わっ」
気付いたときには視界には青い空と、悪戯っ子のような笑みを浮かべた彼の顔がある
きっとこれが狙いだったのだろう
そんな表情を浮かべている
頭に被っていた帽子が、遠くに飛んでいく
顔の横で、手を優しく握られる
握り返せば、少し驚いた後、すぐに真剣な表情になった
神「Aちゃん…A。Aは、俺の事好き？」
貴「うん。大好きだよ」
私の返答を聞いた神は安心したように微笑むと、言葉を紡ぎ出した
私が、ずっと待っていた言葉を
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あまだぬき - 生まれて初めて小説で号泣しました…（；ω；）一番大好きです！！ずっと応援します！！（因みに１日で全部読みました←） (2019年6月9日 20時) (
レス) id: 38006c9f1d (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - ソフィアさん» 私も好きです。(唐突返し←) (2019年5月19日 2時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 好きです。(唐突) (2019年5月19日 1時) (レス) id: 9f5b306141 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - trapさん» また暫くしたら初めから読みたいと思います！まだまだ読みたいなと思い続と書かれているのを見る度ガッツポーズでした！ (2019年5月14日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - すみれいんさん» こんなくそ長い小説をここまで読んで頂きありがとうございました！お仕事中も脳内を支配できたならこちらとしても嬉しい限りです( ＾∀＾) (2019年5月12日 13時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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