♯1 SNPISNEND ページ37
やめて…俺を…捨てないで…。
僕から、離れていかないで。
僕良い子にするから…もう泣かないから…笑わないから…だから…一人にしないで…。
僕を、
．
愛してよ…
．
＊
＊
神「ん〜…まぶしぃ…いだっ…」
頭上で鳴り響く目覚まし時計を止めようとしたら顔に落ちてくる悲劇で目が覚める。
目覚め悪いなぁ、もー。
それに、なんか嫌な夢見たし。
ベッドから降りていつも通りの服に白衣を羽織って扉を開ける。
するといつも嗅ぎなれた消毒のツンとする匂いが鼻を刺激する。
俺の部屋は医務室の奥にあるから、廊下に出るには医務室を通らないといけない。
もう慣れたけどね。
神「さてっ、今日も頑張りますか！」
いつも通りいつも通り。
大丈夫。
Aちゃんはきっと帰ってくる。
俺は、Aちゃんの言葉を信じてるから。
出来れば他の人にも教えてあげたいけど、約束したし。
それに、俺…といってもグルッペンは知ってるのか。
まぁ二人しか知らないから、ちょっと優越感感じてたりして。
案外独占欲強めだよなってよく言われたよ。グルッペンに。
何の話からそうなったかは覚えてないけど。
ｺﾝｺﾝ
控えめなノック音に軽く返事をすれば、女性の声が聞こえてくる。
使用人さんか。
どうぞ〜と言えば失礼しますと言って入ってきたのは、よく手紙を届けてくれる子。
今日も何かの手紙だろうか？
使「御手紙を御持ちしました。しんぺい神様宛です」
神「あ、俺？ありがとー」
俺宛の手紙って珍しいな
なんて思いながらお礼を言いつつ受け取れば、綺麗にお辞儀をして部屋を出ていく。
Aちゃんとかもメイド服着たら可愛いんやろうなぁ。
あ、危ない。変態になるところだった。←
早速カッターを取り出して、封を切ろうとする。
あれ…上手く切れな…
神「い”…たぁ…」
勢いよくスライドしたカッターの刃が指に赤い線を作る。
どく…どく…と血が流れる。
血…懐かしいな。
神「あ、いけない。早く手当てせんと」
急いで水で洗ってガーゼを張る。
今丁度絆創膏切らしてるんだよね。
また持ってきてもらわないと。
手当てを済ませて再び席につく。
朝から運がない。
本当に、運がない。
”しんぺい神へ
貴方、我々国の幹部になったらしいわね。
何で言ってくれないのよ。
今度会いたいわ。
P.S.やっと役に立てるようになったのね。
ーーーーーー母より”
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あまだぬき - 生まれて初めて小説で号泣しました…（；ω；）一番大好きです！！ずっと応援します！！（因みに１日で全部読みました←） (2019年6月9日 20時) (
レス) id: 38006c9f1d (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - ソフィアさん» 私も好きです。(唐突返し←) (2019年5月19日 2時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 好きです。(唐突) (2019年5月19日 1時) (レス) id: 9f5b306141 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - trapさん» また暫くしたら初めから読みたいと思います！まだまだ読みたいなと思い続と書かれているのを見る度ガッツポーズでした！ (2019年5月14日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - すみれいんさん» こんなくそ長い小説をここまで読んで頂きありがとうございました！お仕事中も脳内を支配できたならこちらとしても嬉しい限りです( ＾∀＾) (2019年5月12日 13時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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