♯3 ページ34
…面倒な事になった。
宣戦布告、か。それも一週間後。
たまたまストレス発散にでかい国滅ぼしてぇなって考えて兄さんには一年ほど物資調達に行って貰っていたが、丁度良かった。
今日か明日には帰ってくるだろう。
この事をトン氏に話せば、「あー胃がキリキリ痛む…」と言ってトイレに直行していた。
まぁそれもそうか。
戦争が始まれば始末書やらなんやらの書類仕事が倍以上になるし。
兄さんが帰って来た為、次の日直ぐに会議を始めた。
流石は戦闘狂集団。嬉々とした表情を浮かべたものが多いな。
一般人から見たらやばいんだろうが。
グ「それでは早速今日から準備をしておくように。各員、健闘を祈る」
全員「「「ハイル・グルッペン！」」」
あーそのハイル・グルッペンってのどうにかなんない？
なんか完全に風物詩と化してきてるんやけど。
まぁええか。
ト「はぁ…また面倒事増やしやがって…」
グ「今回は俺ではなく、相手側からだ」
ト「あーはいはい。そうですねー」
「んじゃ俺は仕事してくるわ」とヒラヒラと手を振って出ていった。
…なんかこの戦争、裏がありそうだ。
嫌な予感がする。
…あぁ、そういえばもう少しで満月か。
こんな夜は、酒が進みそうだ。
＊
＊
―――そして、戦争は始まった。
相手国と我々国は強さで言えば…我々の方が上だ。
だから、余計に嫌な予感がする。
相手の国も戦力が劣っていることくらい分かっている筈だ。
なのに、真っ向から戦争を仕掛けてきたのは、何故だ？
ただ単に向こうのトップが馬鹿なだけなら良いのだが。
多分、そう言うわけではないだろう。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
ん？インカムか？
スイッチを入れてみると、かなり焦った様子のロボロの声が聞こえてきた。
ロ≪グルッペン！！そっから離れろ！！いまｻﾞｻﾞにｻﾞｻﾞ―――≫
グ「…ロボロ？おい、ロボロ」
不味いな…回線を乗っ取られたか。
切れる前は確か…離れろとか言ってたな。
…誰かが、此方に向かってきているのか？
そろそろ、日が落ちる。
闇夜に紛れて現れるんなら…窓か。
その時―――
．
ﾊﾞﾘｨｨｨｨｨﾝ!!!!!!!!
．
勢いよく俺の後ろの窓が割れた。
月明かりに照らされて光る硝子片の後ろに、満月をバックに拳銃を構えた、
Aが立っていた。
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あまだぬき - 生まれて初めて小説で号泣しました…（；ω；）一番大好きです！！ずっと応援します！！（因みに１日で全部読みました←） (2019年6月9日 20時) (
レス) id: 38006c9f1d (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - ソフィアさん» 私も好きです。(唐突返し←) (2019年5月19日 2時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 好きです。(唐突) (2019年5月19日 1時) (レス) id: 9f5b306141 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - trapさん» また暫くしたら初めから読みたいと思います！まだまだ読みたいなと思い続と書かれているのを見る度ガッツポーズでした！ (2019年5月14日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - すみれいんさん» こんなくそ長い小説をここまで読んで頂きありがとうございました！お仕事中も脳内を支配できたならこちらとしても嬉しい限りです( ＾∀＾) (2019年5月12日 13時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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