♯4 ページ23
シャ「いーーやーーー！！！！！」
突如廊下で響いたのはシャオロンの悲痛な叫び。
何かあったのだろうか。
すると勢い良く扉が開かれ、シャオロンが何かの紙を持って入ってくる。
この人大丈夫か。
貴「シャオロン…どうしたの？」
シャ「A…俺…俺…」
椅子に座っている私に抱き付いてくるこの人は、一応彼氏さんである。
本当にどうしたのだろう。
いつもだったら抱き付いてくる事なんか無いのに。
相当落ち込んでいるらしく、無言で抱き付いたまま離れようとしない。
取り敢えず頭を撫でておく。
貴「ほんとにどうしたの？大丈夫？」
シャ「大丈夫じゃない…俺…また…」
貴「また？」
シャ「国民人気投票で幹部最下位やったー！！！うわぁあああ！！！！」
…なるほど。
それでこの落ち込みようか。
まぁ、他の人達の方がキャラが濃いからね。
シャオロンが持っていた紙を手に取ると、グルさん以外の全員の名前が書かれており、その横にグラフが。
…あれ、シャオロン消費税行ってな(((
ごめんなさい。
貴「大丈夫だって。たかが人気投票じゃん。この結果が全てとは限らないよ？きっとツンデレな人が多いんだよ。」
シャ「でもぉ！！俺と別の奴を天秤に掛けたらほぼ高確率で負けるんやろ？！やーだー！！俺も人気者なーりーたーいー！！」
駄々をこねる姿はまさに子供。
んー仕方ない。慰めてあげよう。
慰めになるかは分かんないけど。
貴「…私は今のままが良いなぁ。」
シャ「ふぇ…なんでぇ？」
貴「だってシャオロンが人気者になっちゃったら、色んな人がシャオロンの魅力に気付いてるって事でしょ？彼女の特権奪われるみたいで、嫌だなぁって。」
それに、人気者になっちゃったら、また遠くなりそうだから。
独り占め出来なくなっちゃう。
貴「大丈夫だよ。シャオロンは私に人気者だから。…それじゃ、満足できない？」
シャ「う、ううん！俺、Aから人気者やったらそれでええ！」
貴「じゃあもう泣き止んで。」
シャ「おう！」
ニカッと明るく笑って返事をしてくれる。
良かった。いつものシャオロンだ。
貴「うん。シャオロンには笑顔が一番似合うよ。」
シャ「ｯ…な、なぁA。」
貴「なぁに？」
シャ「…これからも、俺を、
ずっと好きで居てくれますか?」
不安そうに見詰めながらそう聞いてくる。
…心配性だなぁ。
貴「勿論。ずーっと、好きで居るよ。」
シャ「…ありがとな。」
私の彼氏は、黄色の不人気。
♯1 GNSUEND(口調、性格は完全なる妄想。UTENDの話有り)→←♯3
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あまだぬき - 生まれて初めて小説で号泣しました…（；ω；）一番大好きです！！ずっと応援します！！（因みに１日で全部読みました←） (2019年6月9日 20時) (
レス) id: 38006c9f1d (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - ソフィアさん» 私も好きです。(唐突返し←) (2019年5月19日 2時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 好きです。(唐突) (2019年5月19日 1時) (レス) id: 9f5b306141 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - trapさん» また暫くしたら初めから読みたいと思います！まだまだ読みたいなと思い続と書かれているのを見る度ガッツポーズでした！ (2019年5月14日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - すみれいんさん» こんなくそ長い小説をここまで読んで頂きありがとうございました！お仕事中も脳内を支配できたならこちらとしても嬉しい限りです( ＾∀＾) (2019年5月12日 13時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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