♯1 SHAORN END (KNSM ENDの話も混ざってます) ページ20
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ．．．ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ．．．ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ(((ﾊﾞﾝｯ
シャ「ん〜…時間か…」
頭上でけたたましく鳴り響く目覚ましを止め、体を起こす。
あー…よう寝たわ…。
真っ昼間から寝るんはどうかと俺も思うけど。
時間を確認して、今度行われる戦争の会議の集合時間30分前に部屋を出た。
大きく欠伸をしながら最近の癖で部屋に置いてある本を持ってきてしまった事に気づく。
今から部屋に戻るのもなぁ…めんどい。
会議始まるまで時間あるし、潰すにはちょうどええか。
ｶﾞﾁｬ
シャ「…よぉ〜」
ト「お前…真っ昼間から寝てんじゃねぇよ。」
シャ「しゃあなし〜…眠いんやて〜…」
会話もそこそこに自分の定位置、コネシマの横に欠伸をしながら座る。
いつもケースに入れて持ち歩いている眼鏡を掛けて本を読み始める。
隣に居るコネシマはそんな俺を見ていた。
こいつも相当な真面目キャラになっとる。
俺が言うんもあれやけど。
眼鏡掛けとるし。
それに会議始まる前に書類の内容確認しとるし。
…でもなんかなぁ…
シャ、コ「「俺らやないんよなぁ。」」
隣のチワワと被り、思わず相手の顔を見る。
同じくこっちを見ていたコネシマの顔は、アホ面だった。
…こんな真面目キャラ、俺らちゃうよな。
最近、全然笑えへん。
前に笑ったんは、食堂でのAが居らんくなって微妙な雰囲気になったとき。
こいつと一緒に場を和ませようとしたんが最後やった。
コ「…俺らってこんなキャラやったっけ。」
そう唐突に尋ねてくる。
いや、こんなんやない。
シャ「いーやちゃうな。もっとはっちゃけとって、書類仕事はせぇへん。脳筋の犬コンビや。」
コ「…腹立つけどそうや。」
今やその面影無し、てか。
ト「なんやお前ら自覚有ったんかいな。こっちとしては書類は納期内に来るし、間違いは少のぉて助かっとるけどな。その代わりに減ったもんがある。」
シャ、コ「「減ったもん？」」
また横の奴と声が被ったが気にせず続ける。
減ったもん…俺らが真面目になって減るもんってなんや？
ト「それは活気や。いつもの明るいお前らが真面目キャラになったせいでなぁ。そこでお前らに仕事や。たまには気ぃ抜くことも大事やで？」
コ、シャ「「ｯ！！」」
…俺らにしか、出来ん事。
俺らには、ここの奴等を笑顔にする役目がある。
Aの為にも、笑顔で居らんと。
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あまだぬき - 生まれて初めて小説で号泣しました…（；ω；）一番大好きです！！ずっと応援します！！（因みに１日で全部読みました←） (2019年6月9日 20時) (
レス) id: 38006c9f1d (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - ソフィアさん» 私も好きです。(唐突返し←) (2019年5月19日 2時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 好きです。(唐突) (2019年5月19日 1時) (レス) id: 9f5b306141 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - trapさん» また暫くしたら初めから読みたいと思います！まだまだ読みたいなと思い続と書かれているのを見る度ガッツポーズでした！ (2019年5月14日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - すみれいんさん» こんなくそ長い小説をここまで読んで頂きありがとうございました！お仕事中も脳内を支配できたならこちらとしても嬉しい限りです( ＾∀＾) (2019年5月12日 13時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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