♯5 ページ19
貴「ロボロー！そっち行ったよー！」
ロ「おっけー！！任せといてー！！」
廊下の端と端とで叫び合う姿は只の変人である。
まぁインカムを繋げるより早いからね。
あの後は結構色んな事があって、トントンにお説教されたり、神に抱き締められたり。
それから直ぐに戦争の事を伝えて、皆は戦争の準備を始めた。
その一週間後には戦争が始まったけど、対策をしていた我々国は勝つ事が出来た。
それから約数ヵ月。
城も元の活気を取り戻してきて、今じゃうるさいくらい。
そんな平和な日常を送っている。
今は使用人長さんの子供のお世話をロボロと二人でしている。
のだが、かなり元気で直ぐに逃げ出す為本日何度目かの追い掛けっこの最中であると言うわけだ。
城中を走り回って疲れた私は廊下に座り込んだ。
ロ「Aー！！捕まえたでー！！」
「つかまっちゃったー！！」
貴「ロボロありがとー」
使用人長さんの子供、桜ちゃんを腕に抱えて向こうから走ってやってくる。
元気だなぁ。
ロボロが下ろしてあげれば、トテトテと走って此方にやって来た。
貴「つーかまーえた」
桜「つーかまった！」
ロ「桜ちゃん逃げるん上手いなぁ」
桜「せやろー？」
ロ「ははっww教えた奴誰やねんほんまww」
ロボロと桜ちゃんが戯れてるのを見て、ふと思う。
なんか、家族みたいだな。
ロボロがお父さんで、桜ちゃんがその子供。
私は…私は、なんだろ。
貴「なんだか家族みたいだねー」
桜「かぞくっ！じゃあロボロがおとうさんでぇ、Aおねーちゃんがおかあさんだね！」
貴、ロ「「ｯ///」」
私が、お母さん…？
桜ちゃんの言葉に二人顔を見合わせる。
布越しだけど、なんとなくロボロも顔が赤いと分かった。
するとその隙を見計らって桜ちゃんはまた逃げ出した。
追い掛けようと思って走り出そうとすると、手首を掴まれる。
ロ「…な、なぁA。」
貴「な、なに…？」
ロ「…Aは俺の事、なんとも思ってないん？」
貴「ｯ」
言って、良いのだろうか。
私は…私は…
貴「…わ、私は……ロボロの事が、好きだよ。」
やっと、伝えられた。
次の瞬間、視界はロボロの顔で一杯になった。
唇には、柔らかい感触。
ロ「…俺も、Aの事が、ずっと好きやった。俺と、
恋人に、なってくれませんか?」
ずっと、待っていた言葉。
答えなんて決まっている。
貴「…はい」
私の彼氏は、桃色の天の声。
♯1 SHAORN END (KNSM ENDの話も混ざってます)→←♯4
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あまだぬき - 生まれて初めて小説で号泣しました…（；ω；）一番大好きです！！ずっと応援します！！（因みに１日で全部読みました←） (2019年6月9日 20時) (
レス) id: 38006c9f1d (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - ソフィアさん» 私も好きです。(唐突返し←) (2019年5月19日 2時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - 好きです。(唐突) (2019年5月19日 1時) (レス) id: 9f5b306141 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - trapさん» また暫くしたら初めから読みたいと思います！まだまだ読みたいなと思い続と書かれているのを見る度ガッツポーズでした！ (2019年5月14日 10時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - すみれいんさん» こんなくそ長い小説をここまで読んで頂きありがとうございました！お仕事中も脳内を支配できたならこちらとしても嬉しい限りです( ＾∀＾) (2019年5月12日 13時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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