39．嫌い ページ44
グルッペンside
自室。
最近仕事をしていなかった分をトン氏の監視下の元やっている。
くそ…書類なんか消えろ。
なんて思っても無くならない事は目に見えているため、俺は渋々サインをしていく。
トン氏も床に座って書類を片している。
俺は一つの疑問があった。
トン氏はただ、Aを嫌っているわけではないと。
いや突然来た(と言ってももう半年前)Aを警戒するのは普通と言えば普通なのだが。
グ「なぁトン氏。」
ト「なんや。甘いもんならやらんぞ。」
グ「ちゃうわ。Aのことだ。」
ト「…」
トン氏の紅い眼が俺を捉える。
敵視。
トン氏の中であいつは敵だと見なされていることなど前から知っていたがな。
そんなトン氏に、俺は疑問を唱える。
グ「なぜ彼女を嫌う。」
ト「何処のもんかも分からんのやから当たり前やろ。」
グ「それは違うな。」
ト「は？」
何処の者か分からんだけだったら嫌う必要はない。
なぜ警戒する？の問いに対しては正解だが。
この質問は、なぜ嫌うかだ。
つまり別の理由がある。
ひとらんは分からんでもないが。
ロボロやシャオロンもリナ、リナみたいな奴だからな。
だが、お前はそんな理由で嫌う奴じゃないだろう？トン氏。
グ「俺の問いはなぜ嫌うかだ。何処の者か分からんからと言って嫌うのは違うだろう？なんだったら俺はあいつが何処の者か知らん。知ってんのはぺ神だけだ。」
ト「…」
グ「もう一度問う。なぜ、Aを嫌う。」
ト「…彼女は、普通じゃない。」
確かに、あいつは普通になりたがっている。
なぜなら普通じゃないからだ。
ト「…何を言われても言っても、ただ分かりました、はい。そこに、意思が無い。」
それが彼女の普通だったらしいからな。
そうやって、生きてきた。
ト「…感情がない。」
無いんじゃない。分からないんだ。
理解できないものは使えないだろう？
ト「…それがロボットみたいで、気持ち悪いんや。」
グ「そうか。」
ト「勿論警戒もあるで？でも警戒が無くなってもあいつは嫌い。リナの方がまだましや。」
グ「…トン氏がそう思うなら別にいい。口出しはしない。ただ、
いつかはちゃんと、向き合ってやってほしい。」
ト「…いつかな。」
そうしたらきっと、嫌いから苦手に変わるはずだ。
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しゅまぁ - わしの名前ももかぁ…じゃ↓ないぃ↑((((((((((((((((((((((すみませんふざけましたここのコメ欄ももかさん多いから便乗したかっただけなんです…作品めちゃ面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2020年5月10日 9時) (
レス) id: 747155de06 (このIDを非表示/違反報告)
※黒林檎※(プロフ) - ou…佐々木桃華…同姓同名だぁ！((漢字は違うが複雑！一気見したけれどめっちゃすこ。 (2020年4月16日 21時) (レス) id: a98a70c5a5 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - レイさん» うわあああああ！！！！ごめんなさい！！！！！ (2019年4月22日 21時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
レイ - わしも名前ももか…複雑ぅ (2019年4月22日 21時) (レス) id: d3faa52c5b (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - もものすさん» え…なんかごめんね…()続編公開してないのも含めると6個くらいあるので頑張ってくださいね( ＾∀＾)ｴｯﾍｯﾍｯ← (2019年3月23日 0時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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