36．思考 ページ41
兄「…」
貴「…」←(無言で髪ゴム持ってる)
兄「すまん起きるから髪を可愛くせんといてください。」
貴「…」ｺｸｺｸ
兄「…」
兄さんは可愛いものが嫌いらしい。
結構前に寝てる兄さんの髪を片方だけ結んだ。
怒られた。
でも私怒られてもなにも感じないからまたやった。
兄さん諦めた。
これもそのうち出来なくなるだろう。
だってリナがこっちを向いてるから。
神「Aちゃ、ん…。」
貴「…」
神より早く起きて食べて、私は神の横を素通りする。
神が悲しそうな顔をしてたのには、気づかないふりをした。
なんて薄情な奴だろうか。
神が私を生き返らした事を後悔するなら、私は今すぐにでもこの世を絶とう。
今日もお茶会をするらしい二人に、リナがまた入っていったのを見て私は食堂の扉を閉めた。
＊
ゾ「よっ」
貴「…」
ゾ「シッマは仕事溜めすぎで来れんかってん。」
貴「…」
また彼は来る。
そんな彼に口を聞かず、また本を手に取りいつものようにベッドに座って壁に凭れる。
そして彼もいつもと同じようにベッドの前の床に胡座をかき、私を眺める。
何が良いのやら、私には分からない。
＊
大体本を読んでいるときは内容を見ていない。
なんとなく読んで、ページを捲る。
ずっと別の事を考えてるから。
昔、仲良くしていた人が居た。友達と言うらしい。
その友達はずっと私の側に居てくれた。
よく話しかけてくれるし、友達も多かった。
彼女は私にはもったいないくらいの人だった。いや友達だった。
でも、そう思っていたのは私だけ。
その子は私を絶望に落とすために近づいた。
仲良くしてた。
私は困惑した。でも彼女はこう言ったんだ。
「あんたみたいな気持ち悪い奴と友達？笑わせないで。私はあんたとは違うの。あんたと一緒に居たら、私まで落ちこぼれになっちゃう。」
それを境に私は何も感じなかった。
いつから私は壊れ始めたのだろう。
この時ではない。
だって、この時が”トドメ”だったのだから。
思い出せない。
この時私が”捨てた”ものって何だっけ？
あぁ、そうそう。
信用したから傷ついた。
壊れてた私の心が傷ついた。
だから、
人を信用すること、信用するという考えを捨てた。
考えなくなった。
何もかも。
自分を守るために。
＊
ゾ「それ、ハピエン物やね？なんでそんな悲しそうなん。」
貴「…分からない。」
この時の私が、分からない。
なんで、傷ついたの？
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しゅまぁ - わしの名前ももかぁ…じゃ↓ないぃ↑((((((((((((((((((((((すみませんふざけましたここのコメ欄ももかさん多いから便乗したかっただけなんです…作品めちゃ面白いです！これからも更新頑張って下さい！ (2020年5月10日 9時) (
レス) id: 747155de06 (このIDを非表示/違反報告)
※黒林檎※(プロフ) - ou…佐々木桃華…同姓同名だぁ！((漢字は違うが複雑！一気見したけれどめっちゃすこ。 (2020年4月16日 21時) (レス) id: a98a70c5a5 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - レイさん» うわあああああ！！！！ごめんなさい！！！！！ (2019年4月22日 21時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
レイ - わしも名前ももか…複雑ぅ (2019年4月22日 21時) (レス) id: d3faa52c5b (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - もものすさん» え…なんかごめんね…()続編公開してないのも含めると6個くらいあるので頑張ってくださいね( ＾∀＾)ｴｯﾍｯﾍｯ← (2019年3月23日 0時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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