13-ｇ ページ26
その日の夜。私は総統室へ向かった。
グルッペン様に書類を届けるために。
ｺﾝｺﾝ
『失礼します。…書類をお届けに参りました。』
グ「…ん、あぁ。そこに置いておいてくれ。」
言われた通りにグルッペン様の近くの机の上に置いた。…と、腕を掴まれた。
『…っ！？』
グ「ふっ。…離してほしいか？」
そんな、当たり前、と言いたい。
けど、…このままでもいい気がする。もう私は、グルッペン様の愛に溺れているのだろうか？
それだけ、グルッペン様のことが、好きだったのだろうか。
…もう、私には、解らない。
自分の気持ちに、向き合えない。
グ「もう一度言う。」
グルッペン様が、私の耳元で囁いた。
グ「…私の、妻になってほしい。」
…ああ。ダメだ、もう。
このまま、彼に全てを委ねてしまいたい。
グ「私と、結婚してほしい。…どうだ？」
やっぱり、グルッペン様はずるい人だ。
分かっているくせに、答えを私の口から出てくることを求めている。
余裕の笑みが、それを物語っていた。
『…はい。』
震えながらも、言えた。
…想いを、伝えることが、できた。
グ「……その答えを、待っていた。」
『待たせてしまって、申し訳ございません。』
グ「…敬語抜きで頼む。こういう、プライベートの時は。」
…それは、つまり。
『…分かりましたよ、グルッペン。』
…こういう、ことだろうか？
改めて思う。
…彼のことが好きで良かった、と。
彼に愛されて良かった、と。
グ「…ふっ。お前らしいな。…好きだぞ、A。」
今さら、何を言っているのだろうか？
…その言葉では足りないくらい、私は愛しているというのに。
『私だって、貴方のことを愛してる。』
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雨雪 - リクエスト募集してまーす (2018年1月28日 19時) (
レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - バキュラさん» ありがとうございます！鬱先生（全員）ですね、分かりました。これからも頑張ります…！！ (2018年1月2日 22時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
バキュラ(プロフ) - 5000hitおめでとうございます!! 何か全員見たいのですが…(笑) 年明けの忙しい時期ですけど、大変でなければアナザー読みたいです…！(個人なら大先生ですかね…) これからも応援してます!! (2018年1月2日 20時) (レス) id: bb2ccb0139 (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 猫恋さん» 分かりました！ありがとうございまーす！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 本田大和さん» 分かりましたー！意見ありがとうございますー！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雪 | 作成日時：2017年12月7日 18時
