8話 ページ8
「どうして軍でここに？」
しばらく経って泣きやんだ後、私は軍に保護されることになった。
親にも連絡を入れてもらっている。
ただ、今この状況で1番の疑問点はこれだ。
私があそこに居るなんて誰にも言っていない。
shp「ゾムさんが報告してくれたんです」
「ゾム様が…？」
shp「視線感じるとか言ってたじゃないですか。それっす」
それか…！
私があそこに来たのも、連れ去られたのも見ていたってことか
kn「にしてもゾム、なんでこそこそ見てんねん」
shp「ほんとそれっすよねー」
顔を見合わせて言う2人。
よほど警戒心の強い幹部様なのだろう
kn「せや、暫く城に居るんやから部屋紹介しろって言われてたんやった」
shp「クソ先輩忘れないでくださいよ」
kn「ショッピも忘れてたんやろぉ？」
長い廊下を歩きながら2人と話す。
「…2人って仲が良いんですね？」
shp「ちゃいますよ」
kn「ショッピ？俺ら仲良かったんちゃうんか!?」
shp「気の所為っすね」
「ほら、喧嘩するほど仲がいいって言うじゃないですか」
shp「俺達に関してはそんなことは全くないんで」
kn「そんなことないやん」
軽く落ち込んでいるコネシマ様
そんな様子にクスッと笑ってしまう。
kn「あ、ここやで」
そう言って扉を開けると、女の子が好きそうな家具が並んでいる。
けれど、ピンクとかそういうのではなく、私の好きな色や物を置いてある場所もある。
もしかして、両親に私の好みを聞いたりしたのかな
すごく優しい人達だ
shp「俺達とはちょっと部屋が遠いんすけど、何かあったらメイドに道案内を頼んで下さい」
「分かりました」
2人に深くお礼をして、新しい自室へと入った。
「というか、元々の私の部屋より広い気がする…流石お城だ…」
広いだけでなく、私からすれば全てのものが豪華に見える。
これを用意してくれたのは誰だろう。後でお礼を言いに行かないと。
そう思っていると、突然後ろの方から声をかけられる。
zm「チッス」
「！？」
そこに居たのは、ゾム様だった。
あまりにびっくりしすぎて、声にならない声がでる。
zm「そこまで驚いてくれるとは思わんかったわww」
「仕方ないですよ、ゾム様…！」
zm「お前、おもろいなぁ。気に入ったわ！」
クククっと笑うゾム様。
「それはそうと、どこから来たんですか！？」
その言葉に、ニヤリと笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 335人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にじ(プロフ) - 梳梦_27さん» コメントありがとうございます！すごく共感できます！！体調万全の状態を維持して、これからも更新頑張っていきますね！ (2021年11月13日 2時) (
レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
梳梦_27 - めっちゃおもろい！！本当に面白いです！zmrbよりの箱推しなんですがやはりzmrb最高ですね( - p -)b皆可愛い。更新頑張って下さい！本当に体調を崩さないように無理しないで下さいね！？更新何時でも待ってます！ (2021年11月12日 22時) (レス) @page38 id: 0f55dfac5a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 燐さん» 報告ありがとうございます、修正完了しました！これからも頑張っていきますね！(名前変更したので再度返信しました (2021年10月23日 16時) (レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - とてもおもしろいです!でも責められるではなく攻められるだと思います。お気を悪くされたらすみません。応援してます！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: 269ee1192d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霓 | 作成日時：2021年8月29日 20時
