50話 ページ50
「そんな事ありません！」
首を横にぶんぶんと振り、否定する。
「元々、こうなってしまったのは私のせいですし…ロボロ様には感謝しています」
rbr「そ、そうか？ならええけど…」
安堵したような息を漏らしロボロ様は絡まった所を解いていった。
rbr「はい、終わったで」
解き終わると私にそう声をかけ、ゆっくりと立ち上がる。
私も彼と同じように立ち上がった。
rbr「今度からは気をつけてな？」
「もちろんです。ご迷惑をおかけして申し訳___」
rbr「すぐに謝る癖、直した方がええで？俺はお礼言われる方が好きなんや。」
「____助けてくださってありがとうございました」
rbr「んふふ、はい」
嬉しそうに笑った後、「俺はこの後も仕事やから」と書類を持って部屋を出ていった。
ここまでしてくれる人がいるんだと驚き、ロボロ様は本当に優しい人なんだと思う。
少しドキドキしながら私は買ってきた本を開いて読み始めた。
________
それから数日後、隣国で起こっていた戦はこちらの国にまで被害が及ぶことなく終わった。
戦中はここも皆ピリピリしていたから、やっと安心してくる。
いつものように自室で本を読んでいると、頭上から声が聞こえた。
zm「Aー、何しとるん？」
「ぞ、ゾム様でしたか…！見ての通り、本を読んでいます」
zm「読書か、真面目やなぁ〜」
ダクトから部屋の中に入ってきたゾム様は、ベッドにぼふっと座り、そう言った。
「どうかされたんですか？」
zm「実はウェニア国の王子からA宛に手紙が届いたんや」
「ほれ」と言って手紙を手渡す。
「エルノ様から…？ありがとうございます」
何故私宛に…と不思議に思いながら手紙を受け取り、開いて読み始める。
「………え？」
zm「どうしたん」
「いえ…あの、これって本当にエルノ様から…ですよね？」
zm「おん、そうやけど」
歯切れの悪い返答をする私に違和感を覚えたのか、ゾム様は私に「見てもええか？」と聞く。
いいですよ、と答えると私の隣に立ち、読み始めた。
zm「____これ、ほんまか？」
「いえ、その…記憶にないのでなんとも言えないですが…」
zm「…なんにせよ、グルッペンには言っとかんとな」
「はい」
急いで総統室へ向かい、手紙を渡すと____
gr「とりあえず、エルノ王子がくるのなら準備をしないとな。話はそれからだ」
珍しく驚いたような顔をしながら総統様は言った。
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にじ(プロフ) - 梳梦_27さん» コメントありがとうございます！すごく共感できます！！体調万全の状態を維持して、これからも更新頑張っていきますね！ (2021年11月13日 2時) (
レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
梳梦_27 - めっちゃおもろい！！本当に面白いです！zmrbよりの箱推しなんですがやはりzmrb最高ですね( - p -)b皆可愛い。更新頑張って下さい！本当に体調を崩さないように無理しないで下さいね！？更新何時でも待ってます！ (2021年11月12日 22時) (レス) @page38 id: 0f55dfac5a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 燐さん» 報告ありがとうございます、修正完了しました！これからも頑張っていきますね！(名前変更したので再度返信しました (2021年10月23日 16時) (レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - とてもおもしろいです!でも責められるではなく攻められるだと思います。お気を悪くされたらすみません。応援してます！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: 269ee1192d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霓 | 作成日時：2021年8月29日 20時
