48話 ページ48
「で、ですが…」
rbr「ほんまに、大丈夫やから！」
ロボロ様はよしよしと頭を撫でながら言う。
この格好だからか、子供扱いされているような気もするけど…
rbr「保管室の後片付けは他のやつに任せて、Aさんは暫くここにおってや」
「分かりました」
rbr「……この薬を作ったのは多分、あの人やなって大体予想着いとるから、後でこっぴどく言っとくわ。ほんま迷惑かけてすまんな」
「いえ、謝らないでください！これは私の失態でもあるので…！」
rbr「ほんま偉いなぁ…うちの幹部達では考えられんわ」
ボソッと吐いて、優しく笑う。
ところで、ロボロ様はお仕事ではなかったのだろうか。確かに誰か一人でもこの場に居てくれるだけで心強いけれど…
「ロボロ様、お仕事には行かないでよろしいのですか…？」
rbr「ん？あぁ、大丈夫やで。事情を話せば許してくれる…と、思う」
「なら、私のことはいいのでお仕事に行った方が…」
私がそう言うと、彼は真剣な表情に変わり真っ直ぐに私の目を見て言う。
rbr「俺が好きでここにおるんや。変な薬のせいで大変なことになっている方が不安なんやし、Aさんに何かあったら皆落ち込むと思うで。暫くの間、近くに居らせてや」
あまりにも真っ直ぐなその言葉に思わず顔を逸らし、小さく「ありがとうございます」と言った。
rbr「ただ…いつまで続くか分からへんから、子供用の服準備せなあかんかな…」
「そこまでしていただくには…！突然大きくなってしまったらそれこそ大変なことになるので、このままで大丈夫です！」
rbr「…それもそうやね」
そんな会話をしていると、私の服からひらりと1枚、紙が落ちてきた。
「これは…薬の説明書？」
rbr「なんて書いてあるん？」
「はい、えーと…」
その紙に書かれている内容を読もうと紙を広げて中身を見た私はすぐに固まってしまった。
なぜか？
rbr「Aさん？」
「あっ、はい。えぇと…『時間が経てば元通り！だけど薬が効いてる間は子供みたいに甘えちゃう時間があるよ！』…らしいです」
rbr「…えぇ？」
「つまり、私…このままだとロボロ様にご迷惑をお掛けしてしまうということになりかねません…」
そう、私が失礼なことを言う恐れがあるということだ。
rbr「Aさん、全く甘えへんから逆に新鮮でええかもなぁ」
「へっ！？」
rbr「んふふ、楽しみにしとるで」
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にじ(プロフ) - 梳梦_27さん» コメントありがとうございます！すごく共感できます！！体調万全の状態を維持して、これからも更新頑張っていきますね！ (2021年11月13日 2時) (
レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
梳梦_27 - めっちゃおもろい！！本当に面白いです！zmrbよりの箱推しなんですがやはりzmrb最高ですね( - p -)b皆可愛い。更新頑張って下さい！本当に体調を崩さないように無理しないで下さいね！？更新何時でも待ってます！ (2021年11月12日 22時) (レス) @page38 id: 0f55dfac5a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 燐さん» 報告ありがとうございます、修正完了しました！これからも頑張っていきますね！(名前変更したので再度返信しました (2021年10月23日 16時) (レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - とてもおもしろいです!でも責められるではなく攻められるだと思います。お気を悪くされたらすみません。応援してます！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: 269ee1192d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霓 | 作成日時：2021年8月29日 20時
