46話 ページ46
「ありがとうございます！」
cn「はい！任せてください！エミさん、それじゃ！」
嬉しそうに笑い、買った本を手に持ってエーミール様に挨拶をするチーノ様。
自分が持っていきますと言われて、初めは遠慮したものの1歩も譲る気はないようで任せることにした。
cn「恋愛小説ですか。僕には縁がないですね」
「幹部様となれば、やはり忙しくて恋愛出来ないんですか？」
cn「出来はするけど、相手がなぁ」
「でも、女性の方からのアプローチ沢山受けてそうですが…」
cn「まぁ、そいつらの1番の目的が透けて見えるんですよね」
あぁ、そうだった。
心から慕っている女性も居るだろうが、お金目当てだったり顔が整っているからとかだったり、そういう女性の方が多く居るのかも。
幹部って違う意味でも大変だなぁ
cn「その…少し前から思ってたんですけど」
「はい？」
cn「Aさんは今はうちで働いとる仲間なんですから、もっと楽に話したいんですけど…ええですか？」
「それは勿論！チーノ様の好きなようにお話ください！」
cn「あ、ほんま？よかった〜！」
私にわざわざ聞かずとも、勝手に言ってしまっていいのに…と思ってしまう。
でも、位が高いとか低いとか関係なく接してくれるという事なのだと思うと、嬉しくて笑みがこぼれる。
cn「最近仕事はどうなん？あいつらから仕事押し付けられてへんか？」
「それに関しては順調にこなしています！もっとお仕事があっても平気なくらいです！」
cn「張り切っとるなぁ。じゃあ今からええ？」
「はい、いいですよ。何でしょう？」
cn「それじゃ、僕に着いてきてな」
そう言われて着いた先は、城内にある薬のようなものの保管室だった。
cn「ここの部屋の掃除、うちの部下達に任せそうかと思ってたんやけど、今それどころじゃなくてな…時間あるんやったら物の整理も兼ねて掃除してくれんか？」
あ…そっか。
隣国で戦争が行われると言うのに、兵士が掃除をしている暇はないもんね
「分かりました！精一杯頑張りますね！」
cn「超助かるわ〜！あ、本はAさんの部屋に置いておくから」
「了解です、ありがとうございました…！」
本を片手に持ちながら保管庫を出ていったチーノ様を見送って、もう一度部屋の中を見回す。
余程長い間掃除されて居なかったのだろう、埃がいたる所に溜まっていた。
「よし、頑張ろう！」
袖を上げ、早速清掃に取り掛かった。
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にじ(プロフ) - 梳梦_27さん» コメントありがとうございます！すごく共感できます！！体調万全の状態を維持して、これからも更新頑張っていきますね！ (2021年11月13日 2時) (
レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
梳梦_27 - めっちゃおもろい！！本当に面白いです！zmrbよりの箱推しなんですがやはりzmrb最高ですね( - p -)b皆可愛い。更新頑張って下さい！本当に体調を崩さないように無理しないで下さいね！？更新何時でも待ってます！ (2021年11月12日 22時) (レス) @page38 id: 0f55dfac5a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 燐さん» 報告ありがとうございます、修正完了しました！これからも頑張っていきますね！(名前変更したので再度返信しました (2021年10月23日 16時) (レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - とてもおもしろいです!でも責められるではなく攻められるだと思います。お気を悪くされたらすみません。応援してます！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: 269ee1192d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霓 | 作成日時：2021年8月29日 20時
