42話 ページ42
少し時間が経った頃、視界の隅に男性が動いているのが見えた。
どうやら露天風呂の方には来ないらしい。
良かったと安堵する。
「そろそろ上がろうかな。」
もう入って随分時間が経っているように感じる。
でも今上がってあの男性と会ってしまうのは嫌…
けど、これは我慢すべきか…
早く彼の前を通ってしまおうと早足に歩く。
_____が。
ut「あ、Aちゃんやん。なんでここおるん！？」
案の定、見つかってしまった。
というか、鬱様だったのか
「総統様から言われたので…」
ut「へえ、グルッベンが…まあ何にしろ、休暇は大切やからな。ええやん！もっと温泉もゆっくり浸かりや」
腕を引っ張られて彼の隣に座らせられる。
「鬱様、私そろそろ上がろうかなとしていたところで…！」
ut「んー大丈夫や、のぼせてなかったらまだ入れるで」
そう言って私の腰を引き寄せまじまじと見つめてくる。
ut「うわ、まさに理想の体型やん」
「ちょ、流石に鬱様でもそれはですね…！？」
ut「全然見てこなかったから新鮮やな〜。めっちゃええやん」
「だから鬱様、聞こえてますか！」
ニヤニヤとしながら未だに私の体を触るので、逃げようとするも後ろから抱きしめられる。
ut「逃げたらあかんやん」
耳元でそう告げられ、手が腰から上へと這っていく……と。
バン！！という大きな音と共に入口の扉が開けられ、鬱様を捕まえると、そのまま引っ張りながら出ようとする。
ut「Aちゃん…さっきの謝るから助けてや…！」
私に手を伸ばし半泣き状態で助けを求めてくるが、私では何も出来ないし…多分、先程入ってきたのは私の護衛だ。
少し来るのが遅れていたらどうなっていたか。思わず身震いしてしまう。あとでトントン様にでも言いつけておこう。
鬱様が出て少し経ってから私もその場を後にした。
_______
温泉でサッパリした私は城下に来ていた。
様々なものが売ってある。どれも興味深いものだ。
周りを見回しながら歩いていると、後ろから声をかけられた。
shp「Aさん？」
驚きのあまり肩を跳ねさせると、少し笑って私の隣に立った。
shp「すみません、驚かせるつもりはなかったんすけど…買い物っすか？」
「買い物というか、城に着くまでの城下の道をゆっくり見ていこうかなと」
shp「なるほど」
「ショッピこそ、何をしてらしたんですか？」
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にじ(プロフ) - 梳梦_27さん» コメントありがとうございます！すごく共感できます！！体調万全の状態を維持して、これからも更新頑張っていきますね！ (2021年11月13日 2時) (
レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
梳梦_27 - めっちゃおもろい！！本当に面白いです！zmrbよりの箱推しなんですがやはりzmrb最高ですね( - p -)b皆可愛い。更新頑張って下さい！本当に体調を崩さないように無理しないで下さいね！？更新何時でも待ってます！ (2021年11月12日 22時) (レス) @page38 id: 0f55dfac5a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 燐さん» 報告ありがとうございます、修正完了しました！これからも頑張っていきますね！(名前変更したので再度返信しました (2021年10月23日 16時) (レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - とてもおもしろいです!でも責められるではなく攻められるだと思います。お気を悪くされたらすみません。応援してます！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: 269ee1192d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霓 | 作成日時：2021年8月29日 20時
