5話 ページ5
kn「俺らの国で犯罪起こすなんていい度胸してんなぁ？」
どこから現れたのか、周囲から数人、彼の部下らしき人が彼女を縛る。
てかなんでここにコネシマ様が？
kn「災難やったな。後はこっちでなんとかしとく…ん？」
じろじろと私の顔を見てくると、思い出したように大きく頷いた。
kn「ショッピが言ってたヤツか！！」
「え？」
なぜそこでショッピが？
疑問が次々と浮かび上がる。
kn「俺はコネシマな。ショッピくんがお世話になったみたいで」
「いえ、ショッピのおかげで色々と助かりましたし」
kn「確かAやったっけ？」
「はい」
kn「ショッピが気に入っとったで？あいつがあそこまで気に入るなんてな、何を話してたんや？」
「あ〜まぁ色々ですよ、色々」
kn「色々かぁ…あいつも教えてくれんかったもんな」
うーんと考え込むコネシマ様。
まさか自分の失敗談を話していたなんて思いもしないであろう。
ショッピが気に入ってくれてたとはなぁと思いつつ、流石に本人にあの話を言うのは気が引けるので黙っておく。
「それはそうと、コネシマ様は何故ここに？」
kn「ん？あぁ、巡回や。最近物騒でなぁ」
あ、せや。忘れとった
と彼はインカム越しに誰かに話しかける。
kn「例の件は済ませたで。………ん？あぁ、分かった」
「そろそろ戻られますか？」
kn「せやな。じゃあまたな」
ニコッと笑って、城へと足を進めたコネシマ様。
幹部様と話すのはあまりないんだけど、なんだか話しやすかったな
コネシマ様もああ言ってたし、また話せる日がくるのかな？
私はただの一般人だし、そんなこと絶対にないと思うけど。
未だにこの場に居てくれていた女を止めていた男性に頭を下げて、家に帰ることにした。
家についてからは、両親が私の元へと駆け寄ってきていた。
刺されそうになっていたのを遠目から見ていたのかもしれない。「とても心配したんだから」と泣きそうになりながら言っている。
「大丈夫、コネシマ様が助けてくれたから」
ハッキリそう告げると、安心したように息を吐いた。
春の終盤。
未だ桜の花びらが散る季節に、誰かが呟く。
？「ほーん…あいつがショッピの…」
「母さん、なんか嫌な視線感じるんだけど」
母「誰もいないわよ、気のせいじゃない？」
「そう？」
一方、ぶるぶる震える私であった。
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にじ(プロフ) - 梳梦_27さん» コメントありがとうございます！すごく共感できます！！体調万全の状態を維持して、これからも更新頑張っていきますね！ (2021年11月13日 2時) (
レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
梳梦_27 - めっちゃおもろい！！本当に面白いです！zmrbよりの箱推しなんですがやはりzmrb最高ですね( - p -)b皆可愛い。更新頑張って下さい！本当に体調を崩さないように無理しないで下さいね！？更新何時でも待ってます！ (2021年11月12日 22時) (レス) @page38 id: 0f55dfac5a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 燐さん» 報告ありがとうございます、修正完了しました！これからも頑張っていきますね！(名前変更したので再度返信しました (2021年10月23日 16時) (レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - とてもおもしろいです!でも責められるではなく攻められるだと思います。お気を悪くされたらすみません。応援してます！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: 269ee1192d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霓 | 作成日時：2021年8月29日 20時
