20話 ページ20
em「そ、そんなことないですよ！！」
コホン、と1つ咳払いをする。
shp「そういうことにしておきます」
em「そういうことって、ほんとに…！」
shp「あ、そういえばグルッぺンさんが呼んでましたよ」
em「それを先に言ってください！…ではAさん、ありがとうございました」
「いえ、こちらこそありがとうございました」
彼の姿を見送り、目の前に居るショッピを見る。
優しげな眼差しをこちらに向けていた。
実際はそんなに経ってないのだが、なんだか久しぶりに会ったような感覚だ。
何を言えばよいか分からずあたふたする。
shp「今思ったんすけど…Aさんって、身長低いんすね」
「え…？」
shp「いや、小さくて可愛ええなと」
「っ！？」
これまで身長のことでいじられたのは何度かあるのだが、可愛いなんて言われたことがない。
身長が低いのがコンプレックスというわけではないため、特に不快な気持ちになることはないのだが…
そう考え事をしていると、「どうかしたんすか」と屈んで顔を覗き込んでくる。
「わ！…い、いえ。ありがとうございます」
shp「…疲れてるんすか？」
「あ…」
そうだった。
元々、部屋に帰る予定だった。
図書館で寛いでいる間にだいぶ疲れはとれたと思うのだけど、また明日もあるかも…と思うと、早めに戻る方がいいのかもしれない。
shp「シャオさんから護身術習ってきたんすよね？…部屋まで送っていきますよ」
「そこまでご迷惑をおかけするわけには！」
shp「俺も暇なんで」
「…じゃあ、お願いします」
2人並んで廊下を歩く。
shp「あ、外綺麗っすね。祭りか何かの飾り付けですかね」
「え？なにかあります…？」
shp「屋台やら飾り付けやらがありますよ。…背が低いのって、不便だと感じることはないんすか？」
「確かにありますけど、背が高くても足元が見えづらかったりしないんですか？」
shp「俺は標準くらいなんで、あんまりそういうことはないんすけど、もしかしたらチーノだとあるかもっすね」
「確かに、チーノ様は背が高いですもんね…！」
私から見てみれば皆さん背が高いわけだけど、飛び抜けて高いのがチーノ様。きっと遺伝なんだろうなぁ…
shp「あ、そうだ。すみません、話変わるんすけど」
「はい」
shp「祭り、どうやら明日の夜にあるみたいです。丁度休みですし、一緒に行きませんか？」
「い、一緒に…ですか！？」
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にじ(プロフ) - 梳梦_27さん» コメントありがとうございます！すごく共感できます！！体調万全の状態を維持して、これからも更新頑張っていきますね！ (2021年11月13日 2時) (
レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
梳梦_27 - めっちゃおもろい！！本当に面白いです！zmrbよりの箱推しなんですがやはりzmrb最高ですね( - p -)b皆可愛い。更新頑張って下さい！本当に体調を崩さないように無理しないで下さいね！？更新何時でも待ってます！ (2021年11月12日 22時) (レス) @page38 id: 0f55dfac5a (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 燐さん» 報告ありがとうございます、修正完了しました！これからも頑張っていきますね！(名前変更したので再度返信しました (2021年10月23日 16時) (レス) id: f6d46e381b (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - とてもおもしろいです!でも責められるではなく攻められるだと思います。お気を悪くされたらすみません。応援してます！ (2021年9月1日 18時) (レス) id: 269ee1192d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霓 | 作成日時：2021年8月29日 20時
