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gr side
『グルちゃん』
そう誰かに呼ばれた気がして目が覚めた。
真っ白な天井。
横には、随分と暗い顔をしたペ神。
どうしたのかと周りを見渡せば
床に隙間なく寝転ぶ重症の兵士たち。
何故、こんなに負傷した兵士が多いんだ？
あぁ、少しづつ記憶が蘇ってきた。
俺は、確かあの時オスマンにおすすめされたケーキを嗜んで居た。
すると突然、物音がして、振り返ると、後ろから、何か刺されて。
…そうか俺、刺されたのか。
だがそんなに強い相手だったか？よく分からないな。
「…なぁ、ペ神。俺はどうしてここにいる？」
sn 「…猛毒を打ち込まれてて。死の瀬戸際だったよ。」
sn 「戦争は、終わったよ。勝ったんだよ。」
ほら、やっぱり余裕じゃないか。…なのに。それなのに
どうして、勝ったのに苦渋を噛み潰した顔をしている？
ｶﾞﾗﾗﾗﾗﾗと、扉の開く音と共に、幹部たちが駆け寄ってくる
大丈夫か？なんて、心配しながらも、幹部達はどこか、おかしい。
トントンは余裕だったと息巻く。
ショッピとコネシマは不思議そうな顔をしていて。
ゾムとシャオロンは考え込んだ顔。
ロボロに至っては顔を真っ青にさせている。
鬱先生とチーノは笑っていた。
あ、れ。なんか、居なくない、か？
そう頭に考えが過った瞬間
ゾムが口を開いた。
zm 「…グルッぺン。うちの部隊。今現在。生存確認が取れているものは半数を、切ってるんや。」
…は？
sha 「…俺んとこもや。もしかして、今回の相手、やばかったん、ちゃうか？」
い、嫌。そんなはず…と思うも、床に転がされた兵士の量を見れば、明らかなこと。
…あれ、俺、今回ちゃんと、調査したっけ、か？
その瞬間。ﾄﾞﾝ、という力強く机の叩く音が聞こえた。
sn 「…なんも、気づかないんだ。」
その後の軍医の、苦しそうな小さな声は、部屋中に響いた。
gr 「……、A…？」
kr 「は？あの無能？」
syp 「どうせ帰ってくるでしょ」
ut 「というか、自爆特攻みたいなもんやろ？グルちゃん一人で行かせたやん。なら…」
sn 「…なぁ、グルッペン」
呑気にティータイムして、気絶させられて、猛毒打ち込まれて。
そんなグルッペン助けたの、誰やと思う？」
…？何故そんなことを聞く。
gr 「そんなのお前らの中の誰r」
sn 「Aちゃんだよ。」
gr 「…は、」
sn 「自分腹部刺されてんのに、グルッぺンの治療優先しろって」
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白米の無い弁当 - え…ナニコノ神作品…え？夢主ちゃんの心が壊れてしまったような表現、もう他人としてwrwrdと関わろうとしてたりする表現がガチですごすぎる…早く続編出らへんかな (5月27日 1時) (
レス) id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 無能パロのテンプレっぽさが全くなくて、夢主ちゃんのもう手遅れだって言う感じの絶望感とか、ものすごい心に響く作品でした…応援してます！！！ (2023年4月13日 19時) (レス) @page45 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - まじで泣いておりました🥹 (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - こんばんはです！無能パロはやっぱり最高ですね！！ (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽわ(プロフ) - むみさん» わぁぁあぁ！！ありがとうございます(；；)!!!!割と現実よりの辛めのお話なんですが分かっていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…😭!!!!そのお言葉一つで頑張れます！ありがとうございます!!!! (2022年10月19日 3時) (レス) id: 4c9d995662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわ | 作成日時：2022年7月5日 3時
