【wrwrd】森の住人さんの秘密 2 (ページ43)

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41話ページ43

総統室。
今ここには、グルッペン、トントン、オスマン、エーミール、兄さんが集められていた。

このあとの隊はどう動かすか？物資は足りているか？

戦場に行きたいと喚くグルッペンをどう宥めるか？

…等々、話し合っていた。

「トン氏！何故駄目なんだ！自ら現場に赴いた方が兵士達の士気も上がるだろう？！」
「駄目です。困ります」
「江戸時代の将軍は戦場で戦っていた！」
「だから！駄目言うてるやん！！つか、今は江戸時代ちゃうし！！武士ここにおらへんし！！！」
「行きたいいい！戦車乗りたいいい！！」
「グルッペン、グルッペン。ほい、マカロン。落ち着きや」
「む………美味いな」
「でしょー？」
「おいこらJK」

「物資は大丈夫なんですか？」
「あぁ、問題ないらしいで」
「それなら…この隊こっち動かした方が良いんじゃ？」
「お！ええやん流石エーミール教授」
「ふふっwありがとうございます」

「…なんやこの無法地帯」

そう言いながら入ってきたのは大先生。
まぁ実際、軍内で３強と呼ばれる彼らは我らが総統閣下を宥め、教授と物資担当の非戦闘員が作戦会議している。
傍から見れば異様な光景だ。

「ん…？大先生か、どしたん」
「ちょっと休憩～」
「は？何してんねん無能。休ませるはず無いやろ無能。はよ戦場戻れやエイリアン」
「おっ！代わりに行ってやってもいいんだゾ！」

竹刀を持ちながらトントンは大先生に威圧をかける。そんなトントンにすかさず挙手をするグルッペン。

「「グルッペン/グルちゃんは駄目」」
「なんでや」

そう、トントンと大先生で否定した瞬間。