彼等は 56 ページ33
フ「御愁傷様…キヨが居なくなって悲しいかもだけど、それに値する事をあいつはしたんだ。仕方なかったんだよ…」
キ「おい勝手に殺すな」
なんとか平穏を取り戻すことに成功した私は最俺のメンバーで再び屋台を回っていた
因みにコンテストで一位になったペアは焼き肉食べ放題と有名なブランドのお化粧一式が貰える
キヨは焼き肉食べ放題が欲しいから選ばれたら取りに行くらしいけど私は正直行きたくない
また追いかけっこが始まるとか絶対に嫌だ。追いかけっこは小学校で卒業したんだ
キ「…さっきは、悪かった。俺、女子の気持ちとか全然わかんねぇけど、女子ってファーストキスとか大事にするもんなんだろ…？」
他の三人に聞こえないようにそう言ってたこ焼きを差し出してきた
賄賂かな？(笑)
別に全然気にしてないんだけどなぁ。ファーストキスとかって正直あんまり意識してないし
貴「少なくとも私は気にしない派かな。だから別に謝らなくていいよ。助けようとしてくれてありがと」
ちょっと恥ずかしかったけど、私のためにしてくれたことだし
流石にそれで責め立てるほど非常識じゃないよ
貴「私が初恋って言ったのも気を逸らそうとしたからでしょ？なんかごめんね、色々嘘吐かせて」
寧ろ私の方がキヨに謝らなきゃいけないのに
先を行くこーすけに呼ばれて追い付こうと一歩踏み出すと腕を掴まれる
振り向くと下を向いているキヨが居て暫く無言の時間が続く
キ「…嘘、じゃねぇから」
貴「え？」
キ「……ほんとに俺、お前の事が、」
？「抜け駆けは禁止じゃない？キヨ」
遮るように入ってきた声の方を向くといつも通りの笑みを浮かべたフジが立っていた
どことなく雰囲気が焦ってる
キ「…じゃあお前から言えよ。俺は別に後でも良いし？」
フ「ふーん、ならお言葉に甘えて」
ぬ、抜け駆け？なんの話し？私ここに居ない方が良さそうだけど…
するとキヨがパッと手を離して代わりに両手をフジに優しく握られる
真っ直ぐ見つめてくる眼はとっても優しかった
フ「困らせちゃうかもだけど…俺も、Aの事が好き」
貴「っ…なん、で…」
フ「なんでって言われると困るんだけどなぁ〜…一番はやっぱり他人思いな所かな。気付いたらもう惚れてたからさ」
そう言って微笑む彼が嘘を吐いてるとは到底思えなかった
混乱する私を他所に今度はキヨと向かい合わせになる
なんでキヨの方が顔真っ赤なんだよ！！(半ギレ)
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yu-kari - 頑張ってください(*^-^) (2018年10月17日 19時) (
レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - yu-kariさん» コメントありがとうございます！亀より遅いですが、更新頑張ります！！ (2018年10月17日 17時) (レス) id: a14ef8aee6 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kari - とても面白いです！続き待っときます！あと、続編おめでとうございます！ (2018年10月17日 16時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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