彼等は 36 ページ11
その後の事は、よく覚えていない
確か涙が止まらなくなって、手を握ってくれていたフジに廊下に連れ出してもらって、抱き締めてもらった
その時、フジも泣きそうな声音で、
フ『っよく言った、すごい、Aはすごいよ』
そう言ってくれた
自分のためにやったことなのに、凄いって言ってくれた
それだけで、少し救われた気がした
？「―――ぃ…―――？―――A…！A！！」
貴「あ、はいっ！！…あれ…」
キ「なにポケーっとしてんだよ。置いてくぞ」
貴「え、置いてくって、何処行くの？」
今の私の服は出掛けるときに着る私服で、場所は人が行き交う駅の入り口だった
…なんでここに居るんだっけ
キ「はぁ？なに寝ぼけた事言ってんだよ。今日試合見に行くって言ったじゃん」
フ「まぁまぁ、Aも疲れてるんだって」
こ「そんなんじゃモテねーぞー」
ヒ「そうだそうだー」
キ「別にモテなくて良いけどお前らうぜぇ！！」
…あぁ、そう言えば、もうこっちに帰ってきてたんだっけ
あの後あの雰囲気のまま帰ってきたのかな…だとしたら自分に自分で尊敬する…
試合かぁ、何の試合見に行くんだっけ…えーっと…えーと…
キ「剣道な」
貴「あぁそうそう剣道…あれ、なんで心の中読まれてんだろ…」
キ「全部口から出てんぞ」
って、剣道？！この前皆に別れ告げたばっかりなのにすぐ会っちゃうんじゃ…
貴「…私行ったらバレるんじゃないの…？」
フ「その辺なら任せろ！変装グッズ持ってきたから」
貴「わー準備が良いねー」
何処から出したのかよく分からないけど、その手にはマスクと眼鏡と帽子があった
ただの不審者で草(真顔)←
それを受け取って顔に身に付ける
フ「お揃いだねー！」
キ「てめぇもしやそれが狙いだなー？！？」
フ「な、なんの事かなー？？」
貴「ちょ、腕掴んだまま走りだすな！！足速いんだってばー！！！」
ヒ「行っちゃったよ、どうする？」
こ「俺等は歩いていこうぜ。疲れるし」
．
貴「ｾﾞｪ…ﾊｧ…い、しょ…うら…で…やる…」
フ「大丈夫？？ごめんね、マスク息苦しかったでしょ？」
キ「お前もまだまだだなー！！」
貴「この、体力バカめぇ…」
膝に手をついて必死に呼吸を繰り返す
お陰でマスクが汗で濡れたじゃんか…
その時、後ろから聞き覚えのある低音が聞こえてきた
？「あれ、もしかして、汐田A？」
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yu-kari - 頑張ってください(*^-^) (2018年10月17日 19時) (
レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - yu-kariさん» コメントありがとうございます！亀より遅いですが、更新頑張ります！！ (2018年10月17日 17時) (レス) id: a14ef8aee6 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kari - とても面白いです！続き待っときます！あと、続編おめでとうございます！ (2018年10月17日 16時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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