彼等は 16 ページ18
里「なんなのそいつらっ!!」
昨日の事を全部話せば、里美はイライラした様子で地面を叩いた
私の事のように悔しがって、怒ってくれている
私は、誰かを怒れないから、羨ましい
貴「でもね…古城くんの事ね…守れたんだよ」
里「…偉いね、Aは、偉い」
里美は私が褒められると元気になるって知ってるから
グシャグシャと私の頭を撫で回す
この瞬間が、一番落ち着いて、安心する
里「多分だけどそいつら、Bクラスの奴だと思う。私から本当の事を言うように言っとくから」
貴「んーん、だめ」
里「…なんで?」
貴「里美が、傷つくから。だから、駄目」
里「でも…」
Eクラスの奴の味方なんかしたら、里美が責められる
そんなの、今より、もっと嫌
今にも殴りかかりそうな勢いの里美の手に自分の手を重ねて、宥めた
私は大丈夫だから。もう慣れてる
里「…分かった。でもなんかあったら頼ってよ?私はAの味方だからね」
貴「うん、ありがとぉ」
笑う私を、里美はぎゅーっと、力強く抱き締めた
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trap(プロフ) - 麗音さん» わざわざコメントありがとうございます!そう言ってもらえると凄く嬉しいです!更新頑張ります! (2018年9月15日 21時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
麗音 - え…好きです…好きです(語彙力)面白いです、更新応援しております! (2018年9月15日 21時) (レス) id: 27af552c6a (このIDを非表示/違反報告)
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