彼等は 11 ページ13
途中で図書室の鍵を借りて、図書室に来た
中に入って、本をカウンターに置く
本当は普通に返した方が良いのだろうけど、委員でない私は、カードを持っていない
それがないとここのPCは開けないのだ
用事が済んだので扉の方に向かえば、誰かがここに来る足音がして、咄嗟に隠れた
鍵はカウンターに置きっぱなしだ
ガラガラガラ
入ってきたのは、今まさに会いたくないとしていた人物、エーミール
私はエミさんと呼んでる。いや、呼んで”いた”
エ「あ、れ…?この本、確か、Aが…」
カウンターに置かれた本と鍵を見て、エミさんの表情が悲しそうになった
エ「…俺、嫌われたんかな」
…私も、同じ事を良く考える
もう皆は、私の事なんか忘れて、日々を過ごしてるんじゃないかって
こんな薄情な仲間、もう仲間なんかには見てないんじゃないかって
…嫌われちゃったのかなって
私はバレないように、図書館から抜け出した
エ「…だって、隠れるっちゅう事は、そう言うことやろ?」
悲しそうに、苦しそうに呟いた言葉は、虚空に消えていった
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trap(プロフ) - 麗音さん» わざわざコメントありがとうございます!そう言ってもらえると凄く嬉しいです!更新頑張ります! (2018年9月15日 21時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
麗音 - え…好きです…好きです(語彙力)面白いです、更新応援しております! (2018年9月15日 21時) (レス) id: 27af552c6a (このIDを非表示/違反報告)
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