彼等は 13 ページ15
学校に、お母さんが呼び出された
先生「今後このような事がないように、よろしくお願いしますよ？」
母「はい、本当にご迷惑をお掛けしましたっ！」
お母さんが頭を下げている横で、私は全く反省をしていない生徒の如く、目線を外に向けた
その瞬間、横から延びてきた手に、後頭部ごと前に倒される
強制的に、頭を下げさされた
母「あんたってこはっ！」
校長室を出てすぐ、お母さんは顔を真っ赤にして上から私を睨み付ける
反省する気の無い私は、ただ無表情に、その目を見た
それが気に入らなかったのか、どうかは本人にしか分からないが
ﾊﾞﾁﾝｯ!!
頬に鋭い痛みが走る
頬を、叩かれた
左手で頬を押さえて、私は再び目を見た
あんたは、子供を信じることも出来ないのか、と
母「あんたみたいな出来損ない！産まなきゃ良かった！！」
その言葉が、深く、深く私の心に突き刺さる
自然と、涙は出てこなかった
クスクス
その光景を見ていた人達が、笑う
ヒソヒソ
話す
「ほんと、出来損ないだよね」
「あんなのが幼馴染とか、グルッペン様達かわいそー！」
「さっさと消えれば良いのに」
重たい足を、必死に、前へ動かす
頬は、押さえたまま
涙は、出なかった
唇に当たった水が、しょっぱかったなんて、気のせいだ
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trap(プロフ) - 麗音さん» わざわざコメントありがとうございます！そう言ってもらえると凄く嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年9月15日 21時) (
レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
麗音 - え…好きです…好きです(語彙力)面白いです、更新応援しております！ (2018年9月15日 21時) (レス) id: 27af552c6a (このIDを非表示/違反報告)
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