儚い夢でも【緑くん】 (ページ4)

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親友ページ4

家

「ただいま」

母「お帰り渉。お客さん、来てるわよ」

客？

誰かを家に呼んだ覚えはない

俺の家を知ってるのも……

「いや、あいつらなら有り得る……」

もし本当に”あいつら”だったら、俺の部屋が………！

「やっべ」

勢いよく階段を上がり右手にある俺の部屋に入る

目に入ったのはいつも通りの部屋

ゲームが重なった棚

勉強机と本棚

緑を基準にしたベッド

白いカーペット

そして…

きょー「よ、邪魔してんで」

コン「ねぇ、参考書少なくない？勉強してる？」

レウ「あ、おかえりー」

らだ「ゲームは？どこしまってんのー？」

いつもの面子……

「て言うか、お前ら勝手に人の部屋入ってくんな」

帰ったらこいつらがいるとか…吐き気がする

らだ「ゲーム！ゲーム！はーやーくー！」

ゲームにしか興味がないらっだぁ

きょー「なーなー、エ□本とか買ってないん？」

とりあえずウザイきょーさん

コン「大体ね？勉強って言うのがどれだけ大切かって言うと…」

口を開けば勉強のコンちゃん

レウ「あ、そうそう…クッキー作ったんだよね、要る？」

滲み出る女子力の塊のレウさん
この四人は小さい頃からの腐れ縁。

俺を含めた五人組を、回りは「らっだぁ運営」と呼ぶ

その中のネットとかの機械いじりをするのが俺、緑色こと渉

俺らは…なんつーか、不良？とか軍みたいな事しかしてない

他の学校の不良グループボコしたり

いじめられっ子助けたり

いつの間にか便利屋になってるけど皆は結構乗り気。

特にらっだぁは

あいつはお人好しだから、人の力になれるのが嬉しいんだろう

俺らも、そんならっだぁだから一緒にいるんだけど