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書記長、トントンは総統、グルッペンに向けて咎める様な声と視線を向ける。
まあ実際、咎めてはいるのだが。
「…正直すまんかった。」
「それで済む事やないから言ってんねん。見てみ、話どころじゃなくなったやろ。」
トントンが後ろに視線を向ける。
蒼哉は藜を離さぬ様しっかりと抱き締めたまま、警戒の色を浮かべたまま此方を見ている。
藜は顔色が悪く、目を覚ます様子はなかった。
「…グルッペンさん、俺言いましたやん。この子らは人を好いてないって。」
エーミールは蒼哉の背中をゆっくり摩りながらグルッペンを咎める。
グルッペンは、居心地悪そうに椅子の背もたれに寄りかかる。
一応、罪悪感はあった様だ。
「…はぁ、取り敢えず、2人は医務室行こか。一応、ぺ神に診せた方がいいやろ。」
「そうですね。私が同行します。グルッペンさんはトントンさんと話していて下さい。」
エーミールは蒼哉に、ゆっくり立つよう促して扉を開ける。
蒼哉は睨んだまま、少しだけ会釈しエーミールに背を押され総統室を出て行った。
訪れる重々しい沈黙。
それを破ったのは、トントンであった。
「楽しみすぎてそれを抑えてたのは分かる。けどあれはアカンやろ。」
「…いや、ホンマすまんかった。でも、倒れるとは思わんやろ。」
「ぺ神は、記憶が混濁する可能性もある言うとったやろが。覚えてないんか？」
「…」
「忘れとったんかい…」
きゅっと口を噤んだグルッペン。
それを見て、トントンは呆れて溜息を吐いた。
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東の番長(プロフ) - オリジナルフラグは外してます (2019年3月11日 23時) (
レス) id: 5e10ec5b24 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月11日 22時) (レス) id: 1d0a45b264 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長 | 作成日時：2019年3月11日 22時
