1年目 グルッペン ページ5
gr視点
この一週間。ほんとに不思議なもので特に抵抗も無く慣れた。
ある時、俺は何故こんなにも早く起きるのかと聞いた。
彼女の答えはきっとほかの人からしたらそこまで響くものでは無いのかもしれないが俺の心にはふなく刻まれた。
「太陽の恵みを受けるなら、太陽ともではなくてはならないのですよ。」
頬笑みを浮かべて俺に応えた。
野菜ばかりの食事である理由を訪ねたときも
「生き物をお金で買うことはしたくないのです。恵は買うものではなく、恵まれるものです。」
そんな1週間、苦ではなかった。むしろ今まで興味がなかった全てのことに興味をもてた。
彼女は博識で、全てのことに淀みなく応えた。
彼女の名前はA･フューラー、博愛の心と謙虚な立ち振る舞いに、俺は、子供に見合わなぬ尊敬の心を得た。
シスター･A、マザーに劣らぬ、気品と愛。その人だからこそ俺は警戒を解けたのかもしれない。
そして、お天道様も時計も真上を指せば。
いつも通りの昼食を済ませた、Aが口を開いた。
「そろそろ村にいって必要なものを買い足しに行かないとなりませんね。」
gr「あの村にか？」
「そうですよ。」
ここに来て1週間、村のことを一切忘れていた。
外に出るように修道服を整え、
「行きますよ。」
と俺の手を引いて教会の戸を開けて眩しい光を体いっぱいに浴びた。
村まではそこまで時間はかからなかった。村の入口には父がたてた立派な門、門番も雇えないような小さな村なのにカッコだけは立派だ。
Aが足を止めると、俺の方を向いて言った。
「あなたと私にとって必要なものを好きなだけ持って帰って来なさい。そして店主にはお代は村の外れのシスターへと、言っておきなさい。」
そういって、金もメモも持たせずに、村へ入らせた。
ろくに村に興味もなかったためかどこに何があるのか把握出来てなかった。
所々にたつ看板を目印に市場へ行き、色んなものを必要そうな数だけ持って帰った。
例の言葉を言って店に出ると、服屋が見えた、そう言えば1週間同じ服だった。
貴族の真似事をしたような服はもうボロボロで逆に見苦しい、いっその事新調しようと、店に入った。
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卍エシラ(プロフ) - リルトさん» あの方と言ったらこの番号。 (2020年4月22日 8時) (
レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
リルト(プロフ) - 被検体の番号(名前)に悪意を感じた今日この頃 (2020年4月22日 8時) (レス) id: 7c1c59fee6 (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 夜さん» 次だれにしようか悩み中です。 (2020年4月1日 15時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - 度々コメント失礼します！お話の続きはもう書かれないんですか？続きがどうなるのか気になります！書く予定でしたら、いくらでも待つので更新頑張ってください！ (2020年4月1日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 夜さん» ご愛読ありがとうございます (2019年11月27日 20時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
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