【wrwrd】孤児たちの家

3年目 鋭き刃 ページ26

グルッペン、トントンがこの家に来て2年、
オスマンが1年。

同じ歳の子達は本当に仲がいい。

トントンは覚えが早くすぐに文字を覚えて、綺麗に書くようになり、その他座学も3人の中で1番得意だ。

グルッペンは元々家庭教師を付けていたので初めは1番進んでいたが、勉強がそもそも嫌いなようでよくサボる。その度に私は説得を試みるのですが、まだまだ実ることはなさそうです。

オスマンは座学よりも聖書を読む方が好きなようで、私があげた聖書をいつも読んでいる。時折黒く塗られた文字列を眺めて難しい顔をしている。いつか話さなければ

さて、今日は、西の貧困街に行く、
そこに救わなければならない子供たちがいる。

昨日の朝からたくさんのパンを焼いて、持っていく。
一時的な救済ではあるが未来ある子供たちが1日でも長く生きれるように。

gr「A、パンを袋に詰めたぞ」

「ありがとう、グルッペン。さぁみんな行きますよ。」

os「おもい、めう」

tn「スラムにこれ全部持っていくん？」

「ええ、神がそれを望んでいます。」

少し手狭な教会を出た。

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