【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。【shp】

37 ページ39

〜ショッピside〜


あれから先輩は昼休みも休憩することなくパソコンに向かい、ギリギリで書類を完成させた


ただ、ずっとその書類をやっていた為、他の仕事が溜まりに溜まって残業せざるを得なくなっていた


ここで手伝いましょうか、と声をかけても先程のように自分の責任だからと一蹴されるのが目に見えている為、俺は素直に帰る準備をする


帰り際に見た先輩の顔は酷くやつれていたが、声をかけることなく会社を後にする


何故かそんな自分に嫌気がさして、早く帰ろうと足早に帰路についた


__________________________________________


kn「わはははは！！飲め飲め！！」


…どうしてこうなってしまったのだろう


遡る(さかのぼる)こと2時間前、俺は会社から歩いて帰っていた


すると偶然コネシマ先輩に出会い、近所の飲み屋に引きずり込まれたのだ


コネシマ先輩は既に酒が入りテンションがハイになっている


shp「はぁ…今夜は遅くなりそうっすね…」


kn「む！？なんだとショッピ君！もっと酒が飲みたいって！？しゃーねーな、ほら飲め！」


shp「だーー、やめてくださいクソ先輩！！」


コネシマ先輩が自分のジョッキを無理矢理押し付けてくるがそれを押し返し、時間の確認をする


今は午後7時を少し回ったところ…先輩は無事仕事を終えることができただろうか。


kn「すいませーん、生1つ！」


shp「まだ飲むんですか！」


この酔っ払いにこれ以上絡まれたら堪らない。


とりあえず一時的に避難すべく俺はトイレへと向かった

38→←36

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す