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〜ショッピside〜


飲み屋に入るとすぐに席へ通された


ここは全個室の居酒屋で結構人気があるのだが、この時間で待ち時間無しは運が良かったと思う


とりあえずビールと料理を何品か注文し、先輩と向かい合う


『なんだか疲れちゃったね』


shp「いつも家に引きこもってるからっすよ」


『え、それはショッピ君も同じでしょ?』


shp「ちゃんと外出しますよ。ツーリングとか」


『へぇ、そうなんだ』


二人きりになった瞬間何故か緊張して上手く話せなくなってしまった


今日一日で先輩のことがより一層好きになった


今日みたいな日がずっと続けばいいのに…


shp「先輩、やっぱり俺のとこきませんか?」


流石に2度目だからか、先輩は驚かずに落ち着いて俺の目を見ながら言った


『…ごめんね。ショッピ君のことは好きだけど、やっぱり私には秀也がいるから』


shp「…遠藤先輩、昨日は帰ってきましたか?」


そう言うと、先輩は悲しい顔をする


shp「俺、笑ってる先輩が好きなんです。そんな悲しい顔して欲しくない。」


『ありがとう。ごめんね、でも…』


shp「ッ、絶対幸せにしますから、頼むから俺の所に……」


このタイミングで料理が運ばれてきた


店員が来たため流石に話を中断せざるを得なくて黙り込む


『…食べよっか』


先輩はそう一言だけ言うと、無言で料理を食べ始めた


俺も無言で料理を食べ、酒を飲む


先輩もヤケになっているのか、酒に弱いのにぐいぐいビールを飲んで追加注文していた


「なんで俺じゃだめなんすか、先輩…」


心の中でこう思っていても口に出すのが怖い


返ってくる答えは分かっている。遠藤先輩が居るから


きっと答えはそれだけじゃない。俺にはない、遠藤先輩にしか持っていない何かがあるのだろう


先輩はそれが好きで今も遠藤先輩と付き合ってる


shp「…勝てないなぁ(ボソッ」


その言葉が聞こえなかったのか先輩からの返答はなく、ただ2人は無言で酒を飲み続けた

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音羽リン(プロフ) - ふぉすさん» コメントありがとうございます!(^O^)そう言っていただけると励みになって頑張れますヽ(;▽;)ノ続編でもよろしくお願いします! (2019年8月20日 16時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉす(プロフ) - 先輩の行動1つ1つに翻弄されるsypくんが可愛いです、、。続編も楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2019年8月20日 15時) (レス) id: 1407a68732 (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - みうさん» いやいや全然そんなことはないですありがとうございます(*´˘`*)頑張ります!o(`ω´ )o (2019年8月16日 8時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 音羽リンさん» なんかついでみたいに書いてごめんな?先輩後輩はいい!好きやわwショッピ君と作者を応援するぜ! (2019年8月15日 22時) (レス) id: a650aeb251 (このIDを非表示/違反報告)
音羽リン(プロフ) - さんさんさん» あ、ほんとですね!訂正しておきます、ご指摘ありがとうございました<(_ _*)> (2019年8月15日 21時) (レス) id: 7b6b3ac624 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音羽リン | 作成日時:2019年8月12日 13時

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