【wrwrd】なんで俺じゃだめなんすか、先輩。【shp】

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〜ショッピside〜


俺は、遠藤先輩を人気のない資料部屋まで連れてきた


ut「こんなところに連れてきてどうしたの？まさかヤッてほしいってわけじゃないんでしょ？」


おちゃらけた様子で話す遠藤先輩に物凄く腹が立ち、今すぐ殴り飛ばしたかったけれどなんとか抑えた


shp「なんで、A先輩を大切にしないんですか」


先輩の名前を出した瞬間少し驚いたような顔をしたけど、すぐに全てがわかったような顔をして話し出す


ut「あー、君Aちゃんが好きなん？」


俺は無言で頷く


ut「そうかぁ…でも俺にベタ惚れなんやねんなぁ」


shp「だからっ…！なんで付き合ってるのに先輩の気持ちを中途半端に踏みにじるようなことするんですか！もう好きじゃないなら別れるとか、ちゃんとした決断を…」


ut「俺に説教できる立場だと思ってんの？」


いきなり雰囲気がガラッと変わった遠藤先輩に思わず息を飲んでしまう


それほどの怖いオーラを、遠藤先輩は放っていた


ut「俺が浮気性やってAちゃんに聞いたから、別れさせて自分がAちゃんと付き合おうとでも思ったんやろ」


shp「違う、俺は…！」


ut「人の悲しみをチャンスみたいに言うてさ、絶対俺に言える立場ちゃうやん」


shp「…………」


ここで黙ってしまう俺が恥ずかしい


なんで違うと反論できないのか


なんで本当に俺は先輩を愛していると言えないのか


俺は、遠藤先輩に「A先輩は遠藤先輩の事を本気で愛しています。その気持ちに気づいて大切にしてあげてください」というつもりだった


でも…俺の方が見透かされて説教されて、本当に情けないな


ut「話がそれだけなんならもう行くで。もう1回自分の立場考えた方がええんちゃう？」


それだけいって遠藤先輩は出ていった


…俺も仕事に戻ろう

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