【実況者】日常の主役は我々だ！【男主】

7.どうも初めまして。 ページ9

先輩がたくさんの賑やかな声と楽しそうに挨拶を交わす中。

俺は勿論口を挟めずに、スカイプのマイクを切っていた( )

？「それで、今日はゾムが新人連れてきたって聞いたんやけど？」


(陰気臭そうだけど)低くてかっこいい声が聞こえる。
あぁ…俺もこんなかっこいい声になりたかったぜ…。

「お、そうそう。おーい名無し〜」

先輩が聞き覚えのある名前を呼んでいる。

あれ？でもさっき教えられた名前にそんな人いなかったぞ？先輩俺に嫌がらせした？？ん？？？これは先輩処刑をお望み？？

「名無し！」

………あ、これって俺の名前じゃね？
『っはい…すみません考え事してました…』

「びっくりしたー」
通話切れたんかと思った、と笑いながら話す先輩。
疑って悪かったな。(上から)


？「とりあえず俺らから自己紹介するか」

さっきとは別の、威厳有り気なかっこいい声が聞こえる。なんだこの人たちみんないい声してやがる。おいその喉寄越せよ。(物騒)

「えー、ワシがグルッペンです。まぁこれからよろしく頼むゾ。」
「どーも鬱です。よろしくね。」

とりあえず向こうさん全員分の自己紹介が終わった。

ロボロさんの声はどこかで聞いたことがあるけど、
まぁ似た声なんていくらでもいるから気にしないことにした。

「じゃ、名無しも自己紹介して」
おぉう…ついに俺の番か…。

『えっと…名無しです…ゾム先輩の職場の後輩です…』
最後によろしくお願いしますと付け足す。

するとよろしく〜と返ってくる。


名前と声は今のところなんとか一致している。

「じゃあマイクラ始めるか」
そのグルッペンさんの一言で、ゲームが始まった。






俺はまだ知らなかった。
既にこの時から、夢のような話は始まっていたということを。

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