#6 阿吽 ページ7
貴方side
とある日、１件のメールが来た
愛斗たすけて
ただそれだけのメール。
『どうしたんだろ』
そういえば最近、阿吽解散というのを聞いた
__胸騒ぎがする。
『行かなきゃ。』
私は急いで愛斗の家に行った
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ……
『出ない』
何回かチャイムを押すが出る気配がしない
『…‼』
ドアノブを回すと開いた。
『お邪魔します』
１歩１歩慎重に進んで部屋を見ていく
そこに愛斗のすがたは無くて、最後に編集部屋を見て帰ろう
そう思い部屋のドアを開けると
『愛斗！？』
変わり果てた姿がそこにはあった
痩せこけて目は虚ろ。
泣いたのか、目が赤くなっていた。
｢A…？｣
こちらに気がつくと泣きながら飛びついてきた
『どうした、大丈夫？』
答えることはなく、ただ泣くだけ。
何分経っただろうか
｢俺さ｣
愛斗が口を開いた。
弱々しく悲しげに
｢目軽さんの気持ち分かってると思ってた。｣
｢でも、違った。俺は目軽さんを苦しめてるだけだった｣
｢俺が何も考えずにとった行動で、目軽さんもリスナーさんも傷つけてしまった
今、後悔したって無駄なのに
今になってやっと気がついたのに」
愛斗は私をまっすぐ見つめてそう言った
大きな瞳で私を捉えて。
___大粒の涙を零して。
『愛斗ってさ』
『身勝手でバカで子供でさ』
『すぐに人と仲良く出来て、いつも笑ってて
話が面白くて編集も上手くて』
『私がさ、尊敬してる実況者って
l0veさんなんだよね』
私はただ思っていることを言葉にした
元気にしようとかそんなのじゃなくて
ただ今の私が伝えたいことを言葉にした
『愛斗が思ってるようにみんな悪くは思ってないよ。
目軽さんもリスナーさんも
誰も"迷惑"だなんて思ってないよ』
いつだって記憶の中で君は笑ってた。
辛いはずなのに苦しいはずなのに
『愛斗に涙は似合わないよ』
流れてくる涙を拭いながら言ったんだ
『笑顔でいて』
｢うん、ありがとう｣
_______________________
合作してくれる方誰も居ないんですか？(´・ω・｀)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 203人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りあか - …お疲れさまでした！そしてありがとうございました！帰ってくることを…ずっっっっと待ってますからね！永遠に応援しますね！ (2020年10月20日 11時) (
レス) id: f85966beb3 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ - 黒猫娘。さん！お疲れ様でした。そして、ありがとうございました！! (2017年12月14日 20時) (レス) id: 5cd1a09260 (このIDを非表示/違反報告)
狐火＠リリ(プロフ) - 黒猫娘。さんの作品に出会えてよかったです！お疲れさまでした！そして黒猫娘。さんの作品に出会わせてくださり、ありがとうございました！！！ (2017年12月13日 21時) (レス) id: 3d7069cc73 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー@そらるさんlove( 〃▽〃)(プロフ) - 辞めちゃうんですか…？戻ってきてくれることを願っていつも応援してます！ (2017年12月12日 19時) (レス) id: a9a4d4e0f8 (このIDを非表示/違反報告)
白夜月(プロフ) - 柚子さん» うん、待ってる！！ (2017年11月11日 21時) (レス) id: 36f0080ce5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒猫娘。 x他1人 | 作成日時：2017年5月22日 18時
