#24 微睡み ページ29
貴方side
『ふわぁ…』
窓際に寝転ぶ
差し込む光が心地いい
午後、3時。
『眠いなぁ』
このまま寝てしまおうか。
迫り来る睡魔に身を任せ目を閉じる
温かいな、気持ちいいな。
窓から空が見えた
青くて透明な、空
『夢を見ていた、それが悪夢かは覚えてない』
『ただ、独り。微睡みの中で夢を見る』
『覚めることのない夢を、永遠に。』
頭に浮かんだ台詞をただ呟いた
…次の新曲で使えそう
夢なんてもう随分見ていない
みるとすれば悪夢か。
子供の頃はよく夢を見た
自分の理想の世界を創る事ができた
なんだか自己嫌悪に浸ってしまいそう
『…つらい、もう、いやだ。』
弱音なんて、吐いちゃいけない
もっと頑張らなきゃ、だめ。
そっと目を閉じる、固く、この世界から目を背けるかのように
「なにしてんの」
少し経ってからともの声が聞こえた
『お昼寝してるの』
「ふぅん」
いつもより素っ気ない返事。
今の私には丁度いいかな、なんて。
『…あっち行ってよ』
ごめんね、なんか元気無いの。
「なぁに、いつもよりツンツンして」
ぎゅ、っと頬を摘まれる
『いひゃい』
「ほれほれ〜」
楽しそうに笑ってる
…なんで。
「可愛げ無いなぁ、相変わらず。」
……なん、で。
「まぁ、そこが好きなんだけど」
なんで、いつも
『…ｯ、なんで…ｯ‼』
鼻の奥がﾂﾝ…となる
だめ、泣いたらだめなのに
お願いだから、優しくしないで。
…きっといまの私なら壊れてしまう
「ばーか、抱えすぎ。」
いつだって独りだったはずなのに
暗闇の中で誰にも助けてもらえずに一人啜り泣いた
いつだって手なんて差し伸べてもらえなかったはずなのに
『…ぅ、あ…』
「だいじょーぶ」
温もりに包まれる、
あぁ、私はこれを求めてた。探してたの
『…辛いよｯ、もう嫌だよ…ぉ』
「はいはい、」
大好きな手で頭を撫でられる
「もー相談してって言ってるのに」
『ごめん…っ』
溢れた涙が止まらない
「Aは一人じゃないよ」
.
おわれ☆
オチは私が食べました。
最近こんなのばっかでごめんなさい
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りあか - …お疲れさまでした！そしてありがとうございました！帰ってくることを…ずっっっっと待ってますからね！永遠に応援しますね！ (2020年10月20日 11時) (
レス) id: f85966beb3 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ - 黒猫娘。さん！お疲れ様でした。そして、ありがとうございました！! (2017年12月14日 20時) (レス) id: 5cd1a09260 (このIDを非表示/違反報告)
狐火＠リリ(プロフ) - 黒猫娘。さんの作品に出会えてよかったです！お疲れさまでした！そして黒猫娘。さんの作品に出会わせてくださり、ありがとうございました！！！ (2017年12月13日 21時) (レス) id: 3d7069cc73 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー@そらるさんlove( 〃▽〃)(プロフ) - 辞めちゃうんですか…？戻ってきてくれることを願っていつも応援してます！ (2017年12月12日 19時) (レス) id: a9a4d4e0f8 (このIDを非表示/違反報告)
白夜月(プロフ) - 柚子さん» うん、待ってる！！ (2017年11月11日 21時) (レス) id: 36f0080ce5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫娘。 x他1人 | 作成日時：2017年5月22日 18時
