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貴方side
大広間的なところに出てきた。
貴方「広いね」
ゾム「...敵はもうほとんどいないやんね？」
貴方「そのはず」
そういいながらゆっくりと足を踏み出す
ゾム「っ！」
貴方「うおっ！？」
腕を引っ張られ、後ろに尻もちをつくがゾムはあたりを警戒していた
貴方「何どうしたの」
ゾム「静かにしとき。助手みたいな女がおるんや、もし見つかったらどうなるかわからへん」
貴方「ちょっと見せて」
そう言ってゾムの横から少しあたりを見渡す。
貴方「...あれは、昔の助手さん、の人形」
ゾム「また奇妙な...」
貴方「助手さん、マリアが来てから、前の助手さんは実験台になっちゃって...それでさまよってる...のかな」
昔に私に優しく接してくれた助手さん。今はこんな風に改造されて自我も持たずに歩き回るだけ。
ゾム「ほら、目は瞑っとき。倒さんからさ」
そう言って私は目を瞑る。その瞬間に体が浮いた感覚がする。
ゾム「うわかっる。ちゃんと飯食ってんの？」
貴方「この場所にいたって情報だけでわかるくせに」
ゾム「あー...」
そういって素早く人形をかわしているんだな、とわかるほど風を受ける。
ゾム「よっしゃ階段！」
貴方「目は開けていい？」
ゾム「あ、ええで、ごめんな。ありがとう」
貴方「なんで謝るの」
助けてもらったのは私の方で、ゾムは危険をおかしてまで私を助けてくれようとしてたのに
ゾム「んー...デリカシーないこと言ったりとかしたやろ？」
貴方「別に、大丈夫だよ。というか私が軽いのは自覚あるから」
ゾム「そんなに食事少なかったん？」
貴方「1日に1回、まずいごはん」
ゾム「うっわぁここで俺生きられへんわ」
ここであった話をしながら次のフロアへと向かう階段を上った
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作者名：マカロンサラダ | 作成日時：2018年7月30日 18時
